【ヤクルトマジック点灯】

7月5日(火)

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今日の記事

ヤクルト強すぎ

マジック53

ヤクルト史上最速M点灯でセは終戦ムード…2位・3位狙いを加速させる「CSの大問題」再燃

公開日: 更新日:
勢いが止まらない…(本塁打を打って中村≪左≫を出迎えるヤクルトベンチ)/(C)共同通信社

勢いが止まらない…(本塁打を打って中村≪左≫を出迎えるヤクルトベンチ)/(C)共同通信社

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「エース級をヤクルトにぶつけていくしかもう、手だてはなくなってきたような気はします。それで5球団で追っかけるという形にしないと、このままではシーズンが終わっちゃいますよ」

3日、TBS系の「サンデーモーニング」に出演した元中日監督の落合博満氏(68)がこう言った。氏がここまで言い切るのも珍しいが、実際、今季のセ・リーグは早くもペナントの灯が消えようとしている。

■最短で8月12日に2年連続のリーグ優勝決定

開幕から首位を独走してきたヤクルトが2日、2リーグ制以降最速となるマジック「53」を点灯させた。この日のDeNA戦も11-4で圧勝。3位広島

が敗れたため、マジック「51」とした。3日時点の成績は77試合で52勝24敗1分けの勝率.684。シーズン98勝という驚異的なペースで勝ち続け、最短で8月12日に2年連続の優勝が決まる。

過去の両リーグの最速優勝日は1990年巨人の9月8日。巨人はこの年、88勝42敗、勝率.677で2位の広島に22ゲームの大差をつけた。

「たしかにヤクルトにエースをぶつけるなど、ライバル5球団がヤクルト包囲網を敷かない限り、このまま終わる可能性は高いでしょう」

とは、名球会会員の評論家・山崎裕之氏。

「ヤクルトは22歳の4番・村上が三冠王をうかがう打撃成績(打率.307、29本塁打、78打点)を残すだけでなく、グラウンドやベンチで積極的に声を出し、闘志をむき出しにしてチームを牽引している。青木や助っ人選手の状態がイマイチでも、生え抜きの若手がカバー。たとえば高卒3年目で遊撃のレギュラーをうかがう長岡(20)はコンパクトなスイングでしぶとい打撃をしている。甘い球を本塁打にする小力もある。投手陣に関しても、高津監督が先発の中7日ローテを組むなど、負担がかからないようしっかりと管理している。今年は酷暑となり、屋外の神宮球場を本拠地にしている点がやや気になるが、他球団が苦手とするビジターでも30勝8敗1分けと高勝率を誇っている。今のところ、スキが見当たりません」

ヤクルトの連覇は間違いなし、というムードになりつつある中、前出の落合氏とともに番組に出演した元DeNA監督の中畑清氏(68)は、司会の関口宏氏から「(セは)1強5弱。(3位)広島も(2位)巨人も、3位までに入ればいいってなってませんか?」と振られると、こう語った。「あの制度(クライマックスシリーズ=CS)があるっていうのはちょっと問題になってきましたね。それでもチャンスがあるシステムに問題アリっていうのもあると思います」

「日本のCSはいくら何でも甘い」

2017年、14.5ゲーム差をつけて優勝した広島が、3位DeNAにCSで敗れた…(C)日刊ゲンダイ

2017年、14.5ゲーム差をつけて優勝した広島が、3位DeNAにCSで敗れた…(C)日刊ゲンダイ

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ヤクルト村上に打撃成績ブッちぎられ…巨人岡本が「年俸&メジャー挑戦」でも逆転される日秋山翔吾の広島入りを後押しした「幹部手形」 球団本部長“コーチング込み”の打診明かす巨人・桑田投手コーチ「ポスト原」争いから脱落寸前! V逸なら宮本前コーチの二の舞も

 CSは2004年からパがプレーオフとしてスタート、07年からはセでも導入された。08年からファイナルステージで優勝チームに1勝のアドバンテージがついた。前出の山崎氏が言う。

「現在、2位以下のチームで勝率5割を超えているのは巨人(41勝40敗)だけ。2位巨人と最下位中日までは6.5ゲーム差で、どのチームにも2位の可能性がある。CSがある以上、強いヤクルトにエースをぶつけるよりも、2位、3位を狙おうとなる。結果、ヤクルトがますます独走してもおかしくない。こんなことがまかり通るならファンに対して失礼だし、面白みにも欠ける。2位以下のチームが星を潰しあえば、今のようにヤクルトがセ界の貯金を丸抱えし、2位以下のチームが勝率5割に満たないというケースすらありうるでしょう」

過去、勝率5割以下のチームがCSに進出したのは05年西武(67勝69敗)、09年ヤクルト(71勝72敗1分け)など7度。日本シリーズに進出した球団は一つもないが、17年に88勝51敗4分けで優勝した広島が14.5ゲーム差をつけた3位DeNAにCSで敗れ、波紋を呼んだのは記憶に新しい。

前出の山崎氏は「CS制度の改革が急務です」と、こう続ける。

「17年や今年のように、何年かに一度は極端な成績になるもの。今年、まかり間違ってヤクルトが2位以下のチームにCSで敗れる可能性だってゼロじゃない。それでは143試合を戦った意味がなくなる。CSが球団の営業面で大いに貢献しているのは理解しても、ペナントの価値をおとしめるようでは本末転倒。そもそも日本はメジャーに右に倣えの風潮がありますが、30球団あるメジャーとは違い、日本は12球団しかない。そのうち半分の6球団に日本シリーズ進出、日本一の可能性があるというのはいくら何でも甘い。まして勝率5割以下のチームがCSに出るのは優勝チームに対して失礼。<勝率5割以下のチームはCS出場権なし>というように、一定の線引きが不可欠です」

■権藤博氏もかねがね「CS廃止論」を


 CSを巡っては、評論家の権藤博氏がかねがね、日刊ゲンダイの連載コラム「奔放主義」で廃止論を訴えている。「CSがなくなれば、優勝以外は2位も6位も一緒という本来のペナントレースのあり方に戻る。首脳陣や選手の評価も変わってくるだろう。2位や3位で首がつながってきた監督、コーチの手腕がシビアに査定されれば、曖昧になっていた責任の所在もはっきりするはずだ。2位狙い、3位狙いは通用せず、純粋に頂点を目指し、そのための戦略が求められる」

今季のヤクルトの独走がCS廃止の契機になるのかどうか。

本日の逸品
瀬付きあじのなめろう
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