【優勝旗が白河の関所超える】

8月23日(火)
皆さんこんにちは
今日の記事
仙台育英ベンチ入り19人中14人が東北出身
東北人は嬉しいだろうな
須江監督苦労人だ。
データもプロ並みに調べつくしたらしい
大阪桐蔭1強時代に待ったかけるか?
就任5年目で甲子園初制覇! 仙台育英・須江航監督“元補欠”ゆえの革命的育成方法
公開日: 更新日:
初Vに涙する須江監督(C)日刊ゲンダイ
初Vに涙する須江監督(C)日刊ゲンダイ

拡大する

仙台育英・須江監督に聞く“中高一貫校”の仕組みとメリット高校野球「1週間500球」の嘘…抜け落ちた故障防止の観点仙台育英・伊藤 敵4番とスカウトうならせた「投球テンポ」

「100年、開かなかった扉が開いたので……。多くの人の顔が浮かびました」

就任5年目にして甲子園初優勝を果たした仙台育英(宮城)の須江航監督(39)は、こう言って涙を拭った。

【写真】この記事の関連写真を見る(50枚)

秀光中監督を経て、部員による飲酒、喫煙問題で引責辞任した佐々木順一朗前監督の後任として2018年1月1日に就任。以降、同年夏、19年夏、20年春(中止)、21年春と、チームを甲子園に導いてきたヤリ手だ

今大会には最速145キロ以上の投手を5人も揃えて臨んだように、よほどのスカウティング力の持ち主かに思われるが、「ここまで分厚い選手層を築けたのは、“高校球界の革命”ともいえる須江監督の育成方法の賜物でしょう」とは、高校野球関連の著書が多数あるスポーツライターの元永知宏氏だ。

■レギュラー選別基準を可視化

「須江監督が就任後すぐに取り組んだのは『レギュラー選別基準の可視化』です。たとえば右投手なら最低でも135キロ以上(左投手は130キロ以上)、野手は一塁到達タイムの最低目標は3.85秒未満で、スイング速度は最低140キロ以上……と、試合に出るためのあらゆる基準を明確化し、選手に説明した。これをやっている高校は私の知る限りありません。練習試合でも選手のデータを徹底管理する。それによって、選手個々の目標が定まり、努力する方向性が分かるし、メンバーで足の引っ張り合いのない健全な競争が生まれる。仙台育英には全員が納得して、上を目指せる環境が整っているのです」
育成に重点を置き、医者やトレーナーと協力して故障防止にも注力。練習試合の先発は1カ月先まで決めているという。

優勝会見で主将の佐藤悠斗がチームの強みについて、「メンバー外もメンバーに入ってない選手も同じぐらいの実力があって、日本一のチーム内競争があること」と話したが、これには須江監督の高校時代の経験が生きている。

 仙台育英に入学して間もなく控えとなり、2年時に学生コーチとして裏方に回った。19年、日刊ゲンダイのインタビューにこう話している。

「埼玉から野球留学をしたものの、箸にも棒にもかからず、努力しても埋まらない実力差を感じ、学生コーチとして裏方に回るしか生きる道がないと思った。練習や出場機会に関して、レギュラー優先にならないよう、控えの子たちをしっかりケアすることにはすごく気を使います」

■満塁弾の岩崎生弥は地方大会ではベンチ外
 甲子園では地方大会から新たにメンバーを選び直した。この日の七回、1死満塁から本塁打を放った岩崎生弥は、地方大会でベンチ外だった。

前出の元永氏が「選手の入れ替えが奏功したのは、須江監督が選手個々を信頼、実力を把握しているからこそ」と言えば、昨年まで同校で学生コーチを務め、今年卒業した守谷帆久人氏は、「ベンチ外の選手にもフォローが手厚い。データなどを示しながら、どこを伸ばすべきで、そのためには何をすればいいのか細かくアドバイスをしてくれました。逆に、レギュラーの選手には、グラウンドの整備や用具の片付けなどを率先してやるように言っていた。選手全員に目を向けてくれる監督でした」と振り返る。

須江監督の革新的な育成方法は、全国津々浦々の強豪校に衝撃を与えたに違いない。

本日の逸品
じゃがいものポタージュ
IMG_1228
IMG_1229