「切り傷や刺し傷は首の後ろと横に集中しています。刃物でなぶり殺し。残虐すぎて、ただの悪ガキとは思えない」と県警関係者は吐き捨てた。
川崎市立中1年の上村遼太君(13)が惨殺された事件で、神奈川県警は27日、ようやく川崎市に住む18歳の少年と、17歳の少年2人を殺人容疑で逮捕した。
「3人は地元不良グループのメンバーで、18歳の少年Aがリーダー格だった。Aは上村君を脅して無理やり仲間に加え、パシリにしていた。『何も言いたくありません』と容疑を否認しています」(捜査事情通)
Aのグループには中1から20歳まで約20人が出入り。
万引やカツアゲを繰り返していたが、Aを知る地元住民は「昔は素直な子だったんですけどね」と、こう明かす。
「Aの家族が引っ越してきたのは10年前。両親とお姉さんの4人暮らしです。お父さんはトラックの運転手で、Aの母とは再婚。Aは父の連れ子のお姉さんと違って、見た目が外国人っぽいスラッとしたイケメンです。おとなしい感じのコだったけど、目立つ存在だったのか、地元の先輩からイジメられ、中3の頃からたばこを吸うなどグレ始めました」