【おこめ本来の味】
5月16日(土)
皆さんこんにちは。
昨夜は物凄い雨でした。
おかけで湿気がだいぶましになりました。
今日の記事
仕方ないですな・・
“重傷者”だらけの大相撲で「公傷制度」が復活しない理由
-
2015年5月16日
評論家、識者のみならず、ファンも顔をしかめる。
現在の土俵を見ると、幕内力士の多くはサポーターやテーピングだらけ。逸ノ城も今場所3日目から左肩をテーピングでぐるぐる巻き。両ヒザに爆弾を抱える安美錦のサポーターなどは、プロテクターかギプスかと見まごうほどだ。
これでは大相撲というよりは病院の待合室。こうした「重傷患者」が増えてきたのは、02年の公傷制度廃止以降だ。公傷ならば休場しても番付は下がらないが、現在は休めば休んだだけ番付が下がるので、ケガをじっくり治療するヒマもない。先場所で左ヒザ十字靱帯部分断裂という重傷を負った遠藤が強行出場しているのも、それが理由だ。
当然、力士からは「公傷制度」の復活を望む声が上がっているが、「そう簡単に復活させるわけにもいかない。当時、この制度を利用してズル休みをする力士が後を絶たなかったからね」と、ある角界OBが続ける。
その結果、01年の7月場所では場所前、場所中と合わせて幕内力士16人が休場。事ここに至り、協会が翌02年に公傷制度を撤廃した経緯があるのだ。
前出のOBは「ただ、今のままだと問題もある」と言う。
「昔に比べて平均体重が増加しているのでケガが多くなったのは事実。でも、公傷制度はない。そのため、無理をしたくないという理由で、八百長に手を染める力士が増えた。11年に力士が大量処分された八百長問題には、そういう背景もあったのです。このままでは、新たな八百長力士が生まれないとも限らない」
かといって、サポーターだらけの現状を見る限り、公傷制度を復活させたらどれだけの力士が診断書を手に協会に押し寄せるかわかったもんじゃないが、八百長復活よりはマシではないか。


