梅雨が明ければ夏本番。引き締まったカラダで臨みたいが、「ダイエットに失敗する人には共通点がある」――。こう言い切るのはダイエットコーチEICO氏。新著「どうしてもヤセられなかった人たちが“おデブ習慣”に気づいたらみるみる10㎏ヤセました」(扶桑社)など著書が累計35万部を超え、7年間で700人以上を平均10キロ減量させた人気コーチだ。
まずチェックしたいのが、EICO氏が作成した<別表>のリスト。まさに“あるある”だ。
「実は私、11年前は今より20キロも太っていて、一念発起して4カ月で11キロ、1年間で計20キロ減量したんです。私自身の経験やお客さまの指導を通して分かったのが、ヤセられない人の多くに共通する4つの習慣でした」
確かに心当たりがあるものばかり。
▼太りやすい食の好みやクセ(カレーなどの単品料理や甘いものが好き)
▼太りやすい環境を自らつくる(手の届く範囲にモノを置くため部屋が汚い、湯船に漬からない)
▼太りやすい考え方(言い訳が多い、人目を気にして会食では抑えて帰宅後にドカ食い、計画が狂うとヤル気が失せる完璧主義)
▼太っている人がやりがちな失敗(米抜き、ハード過ぎる運動、断食)
「ダイエットで重要なのは優先順位です。
(1)栄養バランス
(2)間食の量と頻度
(3)有酸素運動(ウオーキングなど)
(4)トレーニング
(5)睡眠(毎日6~8時間)
(6)入浴(毎日38~41度の湯船に20分以上)――。
この6点の中でどうしても苦手な1点以外でパーフェクトを目指せば効率的に減量できます」
それには、▼食事手帳をつけて食生活を見直す▼週5回以上は1日1万歩▼毎日〈体重×30ミリリットル〉の水分(お茶もOK)を摂取する――の実践が近道だ。
「お酒やコーヒーは利尿作用があるので、飲んだら同量の水分を補ってください。水分不足になると空腹感で食べ過ぎたり、新陳代謝が落ちて脂肪の燃焼効率が下がってしまう。生活習慣を見直せば、無理なくヤセて体形維持も難しくないんです」
リバウンドしたり、以前の生活が恋しくなったりするのは、ダイエットのやり過ぎサインだ。