当然、弘道会支配の山口組が行っているミネラルウオーターや日用雑貨品の強制売り付け(月額50万円以上)も神戸山口組はやらない。
メンバーたちの多くは「会費の安さと水などの強制売り付けなしはものすごく助かります。6代目山口組が異常なわけで、執行部は脅迫的に直参たちからカネをむしっている。こういうことをまだ続けるつもりか、常識を疑う」などと批判している。
また6代目山口組が今回、神戸山口組の副組長に納まった宅見組・入江禎組長に対する切り崩し工作を中止するよう指令を出した。これについては、6代目山口組は、よほど入江副組長が握る司忍組長の脱税データと証言が怖いのだろう、との声が参加者からも湧いた。
こうして両派は対決局面に入ったが、まだどこからも拳銃の音は聞こえてこない。両派の並立が長く続くのかもしれない。