【全勝対決】

5月21日(土)
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全勝対決で土の稀勢の里 白鵬と「大一番の経験」で及ばず

稀勢の里は肝心の取り組みで白鵬に勝てず(C)日刊ゲンダイ

稀勢の里は肝心の取り組みで白鵬に勝てず(C)

 横綱の壁は高かった。
 13日目に対戦した横綱白鵬(31)と大関稀勢の里(29)。両者が対戦した時点で、全勝はこの2人のみ。次点は鶴竜、日馬富士、遠藤の3敗だったから、事実上の優勝決定戦といっても過言ではなかった。
 日本人横綱を待望する観客の声援は稀勢の里に集まったが、しかし、歓声は悲鳴に変わった。軍配は白鵬。稀勢の里も果敢に攻めたものの、土俵際で下手投げを食らって転がされた。
 相撲評論家の中澤潔氏は「見ていて、非常に面白い相撲でした」と、こう続ける。
「稀勢の里は体も締まっており、今場所は自分の相撲に自信を持っていた。なぜ、この相撲がもっと早くできなかったのか、不思議だったくらいです。しかし、白鵬が一枚上手だった。動きの素早さが違いましたね。白鵬は終始、自分から手を休めずに攻めて、稀勢の里に腰を据えて相撲を取る暇を与えなかった。稀勢の里も寄り立てましたが、ここだ! という決定的なチャンスはありませんでした」
先場所あたりから確かに、稀勢の里は変わった。平幕相手の取りこぼしがなくなり、常に泰然自若。取組直前も、今までのように落ち着かない様子で、パチパチまばたきすることもない。取組前の支度部屋でも険しい顔を崩さなかったのが、最近は穏やかな表情を浮かべるようになった。
 白鵬との対戦成績は、この日の黒星で13勝43敗。現役力士でこのモンゴル人横綱から2ケタ勝っている日本人力士は稀勢の里ひとりだ。平幕時代の10年11月場所では白鵬の連勝記録を63で止め、翌11年1月場所の関脇時にも横綱の快進撃を23連勝でストップさせている。
 にもかかわらず、なぜ肝心な場面で勝てないのか。
「優勝36回という土俵の第一人者と、一度も優勝を経験していない力士の差でしょう。白鵬は優勝のかかった『ここぞ』という場面では決して負けない。それだけ大一番の経験を積んでいるし、自信も持っている。自由自在の相撲を取れるという強みもある。稀勢の里も白鵬を何度か倒していますが、どれも優勝のかかっていない場面でしょう。さらにいわせてもらえば、稀勢の里は今まで以上に下半身を鍛えるべきです。この日は最後に足がもつれたところで投げられたでしょう。たかが20秒そこらの相撲で足がもつれるというのは、稽古が足りない証拠です」(前出の中澤氏)
 取組後は「見ての通り」と、肩を落とした稀勢の里。白鵬には「きょうの一番は(稀勢の里が)勝っていいよ、という感じだった。何かが足りないんでしょう」とすら言われた。ひと皮むけてようやく白鵬とがっぷり四つの相撲が取れるようになったのに、それでも最後はスタミナ切れで力負け。それも全盛期を過ぎてビンタやエルボーに頼りっ放しの横綱に対して、だ。白鵬との差は永遠に埋まりそうもない。
今日の逸品  
黒毛種牛ミスジ肉のステーキ


上品な甘さがある部位
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