【十両の相撲が面白い】
7月14日(木)
皆さんこんにちは。
毎日暑いです
今日の記事
今十両の相撲が面白い!
小兵力士が活躍
宇良関、石浦関、佐藤関
角界の“金の卵”宇良のふ化は近い 神経のずぶとさはすでに白鵬並み
2016.07.13
宇良は旭日松を突き落としで下し3連勝【拡大】
暑い日が続いているが、名古屋の夏は格別だ。おかげで力士たちは集中力がなくなり、考えられないようなミスもする。
たとえば、十両以上の会場入り口は、ファンが集まる正面玄関と決まっている。ファンサービスにもなるからだ。ところが初日、白鵬の運転手がうっかりして、車を幕下以下が利用する裏の関係者入り口に着けてしまった。そのため裏口からひっそり場所入りせざるを得なくなった横綱は「久しぶりに若い衆(幕下以下)になったような気分でした」と苦笑いしていた。
居反りで有名な十両の宇良(24)も初日、この暑さボケに巻き込まれた。付け人が化粧まわしを兄弟子・臥牙丸のモノと取り違えて持ってきてしまったのだ。宿舎は岐阜県羽島市にあり、簡単に取りにいける距離ではない。このため兄弟子の化粧まわしで土俵入りする羽目になり「ちょっとした手違いです」と小さくなっていた。
しかし、このゴタゴタにもめげず相撲は快勝したのだから、その神経のずぶとさは、同じように格の違いを見せた白鵬並みといっていい。
この日も旭日松に引かれてつんのめったが、うまく立て直して逆に突き落とした。これで初日から3連勝だ。
「今場所はあんまり緊張しなくなった。でも、今日はビックリした。気が付いたら当たれていたんで」
支度部屋ではそう反省しきりだったが、着実に成長しているのは確か。師匠の木瀬親方(元幕内肥後ノ海)は「幕(入幕)は思ったより早いかも。そうなったら、もっと面白くなりますよ」と予言する。個性あふれる“金の卵”のふ化は近そうだ。 (大見信昭)
今日の逸品
金目鯛の煮付け
身がふっくら旨い!