【柔道の改革】

8月14日(日)

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今日の記事

古い体質を変えるのは並大抵の事ではない

若い康生よくやった!

リオ五輪メダル量産12個 日本柔道“お家芸V字回復”の軌跡

井上康生は全日程終了後に号泣したという(C)共同通信社

井上康生は全日程終了後に号泣したという(C)共同通信社

 男子柔道が史上初の快挙を成し遂げた。
 リオ五輪柔道競技最終日となった12日(日本時間13日午前)の100キロ超級で原沢久喜(24)が銀メダルを獲得。男子柔道はこれで、7階級制となった88年のソウル大会以降、初めて全階級でメダルを手にすることになったのだ。
 この日は女子78キロ超級の山部佳苗(25)も銅メダルを獲得。男女合わせて1大会の最多記録を塗り替える12個のメダル取りに貢献した。
 4年前のロンドンでのメダルは男女合わせて7個。7階級で表彰台を逃した。金メダルは女子57キロ級の松本薫だけに終わり、特に男子は柔道が競技採用された64年以来初となる「金メダルなし」という惨敗を喫した。パワーに勝る外国勢の「JUDO」に屈し、世界との差を露呈。柔道発祥国の威信を完全に失った。

 

再生不能ともいわれたニッポン柔道が、わずか4年でまさかの金3、銀1、銅8のメダルラッシュ。なにがあったのか。
■井上康生監督は前体制を“反面教師”に
 ロンドン後に、一度はどん底に落ちたのは確かだ。惨敗の責任を取って男子の篠原信一前監督が退任。女子の園田隆二前監督も強化選手15人から暴力体質を告発される前代未聞のパワハラ騒動に巻き込まれ、辞任に追い込まれた。
 さらに、ふたりの後見人だった吉村和郎前強化委員長には、助成金の不正流用疑惑が発覚。こちらも職を追われるなど、日本柔道は相次ぐ醜聞にまみれたが、「一連の問題で強化体制が一新された。今回の日本柔道躍進の要因のひとつにはまず、彼らの退陣が挙げられます」と、ロンドンに続いて現地取材するノンフィクションライターの柳川悠二氏がこう続ける。

「前体制では、首脳陣と選手の間に信頼関係がまったくなかったと言っていい状態でした。精神論に終始し、例えば合宿では朝の走り込みから始まり、午前は寝技、午後は乱取りと、とにかく猛練習で選手を追い込むスタイル。オーバーワークでケガ人が続出しましたが、故障を理由に大会を欠場すれば、気持ちが弱い、と精神面を問われる。前近代的で画一的な考え、指導法に選手には不満が鬱積していました」
 重量級コーチとして前体制に関わっていた井上康生現男子監督は、選手との信頼関係の欠如、コミュニケーション不足を改善する必要性を痛感。就任会見での「時代に合った技術や練習方法を考えたい。戦術戦略面でも日本人は研究され、丸裸になっている。医科学を含めた強化も必要」との所信表明は、前体制を反面教師にしたものだった。前出の柳川氏が言う。
「前体制で廃止された担当コーチ制を復活させ、各階級できめ細かな指導を行うと同時に選手とのコミュニケーションを密にする態勢をつくりました。精神論一辺倒だった合宿も見直し、選手の意見、調整を尊重しながら例えば技術合宿、体力合宿など具体的なテーマをもって、強化を行う。それまで世界選手権や五輪代表であっても、出場が義務付けられていた講道館杯への参加も免除するなど、選手の体調、調整を優先するようになりました。科学技術班からあげられるライバル選手を数値化したデータや映像解析なども積極的に取り入れるようになった」

 故障防止とパワー強化のため、柔道界では異例となる外部からのボディービルコーチを採用。ブラジリアン柔術、沖縄角力などの異種競技とも積極的に交流し、合同合宿も行ってきた。
 山下泰裕強化委員長は五輪を前に、「金メダルを最低でも男女で4つ。できれば6個取りたい」と言っていた。目標には及ばす、メダル12個のうち銅が8個と「お家芸復活」と言うほどの成果を出したわけではない。新興国の台頭も含め、世界だって着実に力を上げている。4年後の東京で金ラッシュ、と楽観するのは早計だが、期待を持てる雰囲気にはなってきた。

 

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