【返還交渉術】

9月4日(日)

皆さんこんにちは。

台風のせいか蒸し暑い

今日の記事 

2島返還せよ 

しかし交渉上手やからな

ロシア担当相まで新設 北方領土“電撃返還”本当にあるのか

ソチ会談では経済支援を提案(C)AP

ソチ会談では経済支援を提案(C)

 安倍首相は2日、ロシア極東のウラジオストク入りし、プーチン大統領と首脳会談をした。「ロシア経済分野協力担当大臣」まで新設し、北方領土問題を進展させようと前のめりだ。本人は本気で北方領土を返還させられると信じ込んでいるらしいが、百戦錬磨のプーチンを相手に、思惑通りにいくのか。
 今年は日ソ共同宣言調印から60年を迎える節目。この共同宣言には平和条約締結後に歯舞群島と色丹島を引き渡すと明記されている。
「安倍首相は北朝鮮と北方領土を政権浮揚に利用してきましたが、拉致問題は進展のメドが立たない。そこで、軸足を北方領土に移したのです。今回の首脳会談では5月のソチ会談で提案した経済協力を確約し、12月に計画しているプーチン大統領の来日スケジュールを詰める予定です。郷里の山口に招き、和やかな雰囲気を演出してプーチン大統領から“領土返還”の言質を引き出す戦略のようです」(外務省関係者)

 

要するに、北方領土問題を動かす見返りに札束をチラつかせているのだ。ロシアメディアによると、足元を見たプーチンは経済支援のハードルを引き上げ。それでも勇んで訪ロした安倍首相は、どんな根拠があるのか、日本を発つ前は自信満々の様子を見せていたという。
「今回のロシアとの交渉は安倍首相と谷内正太郎国家安全保障局長が内々に詰めていて、外務省はタッチしていません。まるで小泉元首相の電撃訪朝のような雰囲気すらあり、不安とサプライズ期待がないまぜになったような空気が漂っています」(官邸事情通)
 どうやら、安倍首相はこんなシナリオを描いているようだ。歯舞群島と色丹島を返還させ、択捉島と国後島はロシア領のまま共同開発。費用は日本持ち――。プーチンはかつて「北方領土は引き分けにする」と発言している。「引き分け」であれば陸地面積で2等分するのが当然だが、歯舞と色丹だけでは7%にしかならない。全面解決にはほど遠いが、安倍首相は大手メディアをたき付け、「あのロシアに領土を返還させた」という祝賀ムードをつくらせるつもりだという。

 

「安倍首相はプーチン大統領とこれまで13回も首脳会談を重ね、何かしらの手ごたえを感じたのでしょう。友人であるプーチンが北方領土問題を前進させてくれる自信があるようなのです」(前出の官邸事情通)
 プーチンも2島を手放す代わりに、巨額の経済支援を引き出したという言い訳で国内世論を押さえつけられる、というわけである。
 だが、筑波大学教授の中村逸郎氏(ロシア政治)はこう言う。
「ロシアにとって北方領土は重要な対米軍事拠点ですし、利己的なプーチン大統領が人間関係で動くことはまずない。返還交渉が前に進むとは思えません。プーチン大統領の頭にあるのは極東のインフラ開発資金と対米圧力です。訪日予定が12月なのは米国をにらんでのこと。11月に大統領選を終え、1月の新大統領就任を控えるこの時期はいわば空白期。米国が最も力を失うタイミングなのです。日米韓の協力関係にくさびを打ち込もうともくろんでいるのでしょう。安倍首相は利用されかねません」
 先月はナイロビまで飛んで3兆円を大盤振る舞い。バラマキ妄想外交をいつまで続けるつもりなのか。

 

本日の逸品 

 

活〆あなご  

 

 

お造り、白焼きでご笑味ください。