【類稀なる勢いを】

1月24日(火)

皆さんこんにちは。

ようやく横綱に昇進!

大学の相撲部出身が多い中 中学から相撲界に入って苦労した関取だ。

器用な相撲(人柄も寡黙)ではなく、いつも真っすぐな相撲を取る。

そこを突かれ、巧みな策略に屈してきた。愚直なやり方では永遠に栄光は手にできない、と揶揄する声もあったが黙々と努力してきた。周囲のプレッシャーは半端はかった。稀勢の里が強くなったというよりも白鵬の衰えの要因が大きいだろう。

いずれにしても日本中がホッとしていると思う。 

今日の記事

ゲンダイは辛口に書いている

横審が稀勢の里を推薦…急ぐ横綱昇進は実力不信の裏返し

ファンの声援に応える初優勝の稀勢の里(C)日刊ゲンダイ

ファンの声援に応える初優勝の稀勢の里(C)

 21日に自身初優勝を決めた大関稀勢の里(30)。千秋楽の22日は結びの一番で横綱白鵬を破り、14勝1敗で夢にまで見た賜杯を抱いた。
 初めて受ける優勝インタビューでは、「本当にいろいろな人の支えがあって、ここまでできたと思っている」と話すと、切れ長の目にうっすらと涙。
「一日一番の気持ちで集中してやったからです……」
 と嗚咽を漏らした。
 大関昇進後、31場所での初優勝は歴代トップのスロー記録。それだけに稀勢の里も感極まったのだろうが、だから横綱に昇進させていいかといえば、話は別だ。
 稀勢の里は先場所12勝3敗の優勝次点とはいえ、終盤に平幕に敗れ優勝レースから脱落している。今場所も2横綱が途中休場し、大関陣も琴奨菊が関脇に陥落するなど上位陣が総崩れ。揚げ句、1勝は豪栄道戦(13日目)での不戦勝だ。稀勢の里に責任があるわけではないが、この2場所を見る限り、「横綱にふさわしい」と判断するには早計だ。

「横綱昇進」の気炎を上げていたのは相撲協会だ。二所ノ関審判部長(元大関若嶋津)は、「去年最多勝だし、(審判部から)異論はなかった。逆に下(若い親方衆)から、上げてくれ、という声が出ていた」と千秋楽が終わる前から、異例のバックアップ。
その言葉通り、23日に開かれた横綱審議委員会(横審)で稀勢の里を横綱に推薦することが認められた。25日の理事会を経て正式に昇進が決定する。
■「私より国民が期待」という横審
横審の守屋委員長もひどかった。場所前は「(先場所は最後まで)優勝争いをしていない」と厳しかったのが、21日に優勝を決めるや、「(昇進させても)もうよろしいのではないか。(期待しているのは)私というより国民でしょう。千秋楽の結果は重視しなくていい」と、もうメチャクチャだ。
なにが「もうよろしい」かは知らないが、横綱は人情でつくるものではない。

そもそも、横審の内規の昇進基準には「2場所連続優勝、あるいはそれに準ずる成績」とある。横審の委員長が前言を翻し、「世間の声」に流されてどうするのか。
相撲評論家の中澤潔氏は「情けない限りです」と、苦言を呈する。
「横綱審議委員会が設立されたのは67年前の1950年。協会が横綱の大関降格に関するルールを設けたことで、好角家が『そんないい加減な横綱を最初からつくるな!』と猛反発。その結果、つくられたのが横審です。相撲協会のお目付け役として、『強い横綱をつくる』ことが目的のはず。決して相撲協会の応援団ではないし、過去には『まだ時期尚早』と横綱昇進を認めなかった例もあります。少なくとも、稀勢の里にとって今場所は綱とり場所ではなかったはず。重圧をはねのけてこその昇進ではありませんか。本来ならば、ここで待ったをかけるのが横審の仕事ではないですか」

 

例えば94年の貴乃花(現理事)だ。この年は1~9月の5場所で優勝3回、残り2場所も11勝という成績を残した。ところが、協会に諮問された横審は「2場所連続で優勝していない」として、昇進拒否の答申。去年最多勝の稀勢の里よりはるかに優れた成績でも、昇進はかなわなかった。
基準を満たした上での昇進なら、ファンももろ手を挙げて賛成する。しかし、日本人の横綱見たさに下駄を履かせれば、それは稀勢の里にとっても不幸な結末となりかねない。
「横綱は負け越せば引退という過酷な地位。関脇に落ちてもやり直しがきく大関とはわけが違います。メンタルに難がある稀勢の里は、それだけの重圧に耐えられるのか。せめて来場所も優勝なら十分自信はつくでしょうが……」(前出の中澤氏)
結局、相撲協会も横審も、稀勢の里の力を信じきれないのだろう。ハナから次の場所で優勝するとか、それに準ずる成績を残せるとは思っていないから、タナボタ優勝に、去年の年間最多勝だ何だのと、もっともらしい理由をつけなくてはいけないのだ。
98年の若乃花以来、19年ぶりの日本人横綱が確実となったが、本来ならとっくの昔に横綱になっていなければならない稀勢の里。初優勝にこれだけ時間がかかったのも、頂点に立つだけの力がなかっただけのことだ。強烈な「追い風」による昇進が決まり、本人は素直に喜べるのだろうか。

 

本日の逸品

 

車えび(大)

 

食べごたえある大きさです

 

踊り、焼き、天ぷらでご笑味ください。