【スピーチ奥儀】
7月21日(金)
皆さんこんにちは。
今日の記事
端的に短くまとめるのは難しい・・
松本アナ。小柄な小太のアナウンサー。
元NHKアナが教えるショートスピーチのカギは締めの言葉
サラリーマンにとって避けて通れないのがスピーチだ。新年会、忘年会、暑気払い、取引先との宴席、異業種の集まり、プロジェクトの打ち上げ……。飲み会は次から次へとやってくる。「○○さん、一言お願いします」と急に振られることも少なくない。うまく乗り切るにはどうすればいいのか。
「英語でしゃべらナイト」などで活躍した元NHKアナウンサーの松本和也さんは、「最初に結びのコメントを決めてしまうといいですよ」とアドバイスする。急なスピーチの場合、何となく話し始めてしまうことが多い。それで途中からグダグダになり、何を言いたいのか分からないスピーチになりがちである。
プロは違う。先にゴールを決め、そこまでの組み立てを考えるのだ。
「締めのコメントは、それほどバリエーションがありません。だいたい『頑張ってください』『お疲れさまでした』『ありがとうございます』のいずれか。これを決めると、スピーチのテーマも決まるのです。『頑張って』なら激励だし、『お疲れさま』ならねぎらい、『ありがとう』は感謝。そこまで決まれば、あとは、締めにつながる内容を考えるだけです」
「頑張ってください」で締めるなら、激励する相手がどんなふうに頑張っていたか、具体的なエピソードを盛り込めばいい。ただし、使うエピソードはひとつだけ。最も心に残った場面に限定する。そうやって流れを決めたら、あとは横道にそれず、一直線に締めのコメント目がけて話せばいい。
「しゃべりが上手な人であれば、エピソードを複数入れてもまとめられるでしょう。でも、欲張る必要はありません。簡単なものをちゃんと話せばいいのです。話している途中で別のエピソードが頭に浮かんだりするものですが、それも無視しましょう。時間も言葉も流れる中で、浮かんでくる言葉を追いかけても捕まえられません。それで足元が揺らいでしまうと、結びのコメントにつながりませんよ」
松本さんは今月、「心に届く話し方 65のルール」(ダイヤモンド社)を上梓した。プロのコツが満載だ。
本日の逸品
長崎産 天然本まぐろ 赤身
またまた登場。にぎり、刺身で