【時間は命の一部】

10月20日(金)

 

皆さんこんにちは。

 

週末は台風が接近。雨ばかりだ。

 

今日の記事

 

「時間は命の一部」

 

今日は平尾さんの命日だ。あれから一年か、はやいな。

 

山中先生のところで最期を送ったんだな

 

 

【ドクター和のニッポン臨終図巻】世界初のiPS細胞による治療にトライ、平尾誠二さんの最期

 

 

尾誠二

 

「君のことを治せなくて本当にごめんなさい」

 ラグビーの神戸製鋼や日本代表でスター選手として活躍した平尾誠二さんをしのぶ感謝の集いで今年2月、京都大iPS細胞研究所長の山中伸弥教授が弔辞で述べた言葉です。

 

山中氏は高校時代から平尾さんに憧れていたといいます。私も同年代、同じ神戸人として、若い頃から平尾さんが大好きだったので、訃報に接したときは大きなショックを受けました。

 

平尾さんは2016年10月20日逝去。53歳という若さで天国のフィールドに旅立たれました。あれから1年がたとうとしています。

 

 命を奪ったのは胆管細胞がんでした。一昨年亡くなった女優の川島なお美さんと同じがんです。

 胆管は、肝臓の中を通る直径10ミリ弱の管で、胆汁を十二指腸まで送り出す役割をしています。ですから、胆管がんは肝がんの一種とされていますが、肝細胞がんとはその性質も治療法も異なります。

 2014年の統計では、肝がんは男性は肺、胃、大腸に続き死亡者数第4位。女性は第6位です。

 肝がん全体の年間死亡者数は3万人といわれていますが、胆管がんはそのうちの10%。まだその原因も解明されていないのです。

肝細胞がんはウイルス性肝炎や脂肪肝などハイリスクの人を重点的にフォローすれば早期発見・早期治療が可能です。しかし胆管がんはハイリスクグループが特定されておらず、検診でも見つかることが少ないため早期発見は困難です。

 その点、人間ドックでこのがんが見つかった川島さんはまれな例といえるでしょう。かなり進行した状態で見つかることが多く、5年生存率は30~50%です。発覚したときには余命半年ないし3カ月といわれることも少なくないがんなのです。

 平尾さんのがんが発覚したのは、亡くなる1年ほど前。周囲には胃潰瘍と説明していましたが、その時点で余命3カ月との診断を受けていたそうです。しかし、平尾さんは最後まであきらめなかった。

 山中氏が弔辞で明かしたところによれば、iPS細胞による世界初の治療にもチャレンジしたといいます。「どんな副作用が出るかわからない」と説明する山中氏に「俺ら世界初のことをやっているんや!」と明るく返したそうです。

 

余命3カ月といわれながら、不屈の精神力で1年以上闘い抜いたミスター・ラグビー。生前残したこの言葉が私は大好きです。

 

「時間は命の一部なんです。今の時間を大事にできない人は、未来の時間もきっと大事にはできない。

次なる道は開けない」

 

今、この時間を精いっぱい生きるだけ…。ほれますねえ。真にカッコいい男とは男にほれられる男。平尾さんはその鑑です。素敵でした。

 

 

長尾和宏(ながお・かずひろ) 医学博士。東京医大卒業後、大阪大第二内科入局。1995年、兵庫県尼崎市で長尾クリニックを開業。外来診療から在宅医療まで「人を診る」総合診療を目指す。近著「薬のやめどき」「痛くない死に方」はいずれもベストセラー。関西国際大学客員教授。

 

 

 

 

平尾誠二 に対する画像結果