【西の女帝】

12月11日(月)

皆さんこんにちは。

今日の記事

昭和の芸人は個性がありおもしろかった。

今はコンプライアンスやらで難しいだろうな

上沼恵美を「怖い」 今の芸能界は“ビジネス激怒”だらけ

 

 3日の「M―1グランプリ2017」(テレビ朝日系)を見た。
 優勝はとろサーモン。翌日のワイドショーで優勝賞金1000万円の使い道を聞かれて「宮崎空港に温水さんの銅像があるのでその横に僕らの銅像を」と発言していたが、彼らのことよりもなぜ温水洋一の銅像があるのかが気になって仕方がない。
 それはともかく「M―1」の放送中からネットで上沼恵美子の名前が出まくり何ごとかと思ったら「上沼恵美子が怖い」の声。ファイナリストの「マヂカルラブリー」に対してのコメントが怖過ぎる、言い過ぎるなどと批判殺到。優勝したとろサーモンより注目を浴びていた。
 だが、リアルタイムで見ていたけど言うほど怖くはない。
 MC今田に感想を求められた上沼は「ごめん聞かないで」と。「本気で挑んでるんでみんな。本気で私も挑んでます」。「一生懸命なのはわかるけど、好みでない」と言い、最後には「ごめんね、よう決勝、残ったなって思って」と。

上沼の本気を10とすれば、この程度は3か4だ。今の若い子たちがあの程度で怖いと思うのだとしたら、よっぽど怒られ慣れていないのでは。親も怒らなければ先生も怒らない。大人たちが子どもの顔色をうかがって怒らなくなった結果、ちょっと怒られただけでメンタルズタボロになる弱っちい人間ばかりが増えてしまうのだ。
で、逆にこちらが叱ろうもんなら「あの人は怒りっぽい」とか「パワハラだ」とかレッテルを貼られる。結果、さわらぬ神にたたりなしでますます怒らなくなる状態に。
■昔は本気で激怒して盛り上がったのに
テレビも同じこと。昔は怖いけど見たい、見たいけど怖いというおじさんおばさんがいっぱいいた。「バカヤロー」の大島渚に野坂昭如、番組の途中で怒って帰った永六輔とか上岡龍太郎。「笑っていいとも!」を番組ジャックした有吉佐和子も怖かった。漫才では横山やすし。彼と久米宏の「TVスクランブル」は生放送だけにいつやすしが激怒するかドキドキして見ていたものだ。お酒を飲んで出てきたこともあったが……。

味の素がないとADをボコボコにしたやしきたかじんはずっと怒っていた印象しかない。ひるがえって今は坂上忍も梅沢富美男もマツコ・デラックスもみんな“ビジネス激怒”で加減している感じがしてつまらない。
審査員のひとり、オール巨人も昔はバナナマン日村に「髪形で笑いをとるなどもってのほか」と怒っていたのに今じゃすっかり好々爺だ。
ビートたけしも軍団は叱っても、よその子は叱らないと言ってたし、タモリも鶴瓶もさんまも所さんも叱るタイプではない。
テレビが面白くないのは、本気で怒る人がいなくなったからでは?

桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

 

本日の逸品

 

合鴨ロース

 

 

焼いて、蒸して 久々にこしらえました。

 

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