【あぶ刑事】

1月30日(土)
皆さんこんにちは。
昨夜はよく降りました 
今日の記事  
60超えても2人とも鍛えてますね

ビジネスに使えるスターの処世術

周囲への気遣いと男気 業界に「舘ひろしファン」が
増える理由

ロビーの隅で若い女子アナと何やらコソコソ…



 これまで、気さくな人柄の神田正輝(65)、隠れた発想力の渡哲也(74)を伝えてきたが、そうなると舘ひろし(65)のことを言わないわけにはいかない。舘といえば、アクション俳優であり、コミカルな演技にも定評がある。以前、セックスレス夫婦の夫を演じたときは「もう、ずいぶん前から、役づくりをしている」と笑わせ、完成披露宴でも「まだ役づくりは続いている」と冗談ばかりを言っていた。渋くてカッコいい舘がマスコミの前では、笑わせてばかりというわけだ。



 ただ、若い女子アナが司会を務めた別の映画の完成披露宴で、こんなことがあった。ハッキリ言って、イベントはそのアナウンサーの不勉強から出演者のノリが悪かった。僕は後で裏に顔を出せと舘から伝言があったので、イベント終了後に彼の控室に向かった。



 すると、人けのないロビーの隅で、舘がその女子アナに何やら話をしていた。こちらはスケベ心もあり、物陰で立ち聞きしていた。
「これは説教じゃないんだよ。次に司会の仕事があったら、こんなふうに進めたらどうかな。質問するなら『映画の見どころは?』と漠然した聞き方をするより、『撮影中に大笑いしたことがありますか?』なんて質問すると、聞かれた方も答えやすいよ」と舘。具体的に質問の仕方や流れのつくり方など、丁寧に説明していたのだ。



 頃合いをみて私が近寄ると、「オイ、これから口説こうという時に」と冗談に変えてお茶タイムになった。



 真面目なアドバイスは人目のないところでと、相手のプライドを考えた行動だった。



 僕自身も、大きな気遣いをしてもらった経験がある。あす30日公開の映画「さらば あぶない刑事」のひとつ前のシリーズに、ホンのチョイ役で出演した時のこと。もちろんリポーターが出演したのだから、ワイドショーで扱うという約束だ。僕は、思い出のためにずうずうしくも「エンドロールに城下尊之の名前を出してくれ」と頼んで現場に参加していた。
 撮影現場では、柴田恭兵から「ヘタな小芝居、いらないからね」と“演技指導”をいただき、良き思い出になった。ただ、その後の主題歌のレコーディング中に映画のプロデューサーから「エンドロールに名前を入れるのを忘れてました。もう編集も終了したので、カンベンしてくれ」と言われたのだ。ま、僕の名前なんて問題にならないので、「大丈夫ですよ」と笑っていたのだが、それを舘が耳にしていた。




 取材を終えて帰ろうとした時に、そのプロデューサーがすっ飛んできて、「編集を取り直して名前を入れます」と告げてきた。



 僕は「そんな気を使う必要はありませんよ」と言ったのだが、舘から「約束は約束だろう」とコッソリ意見されたらしい。



 舘はいろんなところで、相手にわからないように気遣いをしている。あからさまに、わかるように行動するのは、照れくさくてイヤなのだが、それが後になって伝わってくる。業界にファンが増えるのだ。
(芸能ジャーナリスト 城下尊之) 
今日の逸品  

汲み上げ湯葉
 

お通しでおだしします  
北海道産 つぶ貝 



貝好きにはたまらない