【救いの言葉】

3月13日(日)
皆さんこんにちは。
「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったもんで
明日からだいぶ暖かくなるようです。
今日の記事
昨日の記事から連動して
山口智子「生まない選択」発言は女性にどう“刺さった”のか

今を生きる女性たちの心に刺さった(C)日刊ゲンダイ

今を生きる女性たちの心に刺さった(C)

「私はずっと、子どもを産んで育てる人生ではない、別の人生を望んでいました」。これは山口智子(51)が女性誌「FRaU」(講談社)3月号のインタビューで語った言葉。
 産まないという選択をしたことに、みじんの後悔もないと言い切った。
 これに世の女性たちが「カッコイイ」「ステキ」と共感し、話題になっている。
「女性は産む機械」という大臣の失言が激しく叩かれたこともあったが、昨今は産まない選択も尊重されるべきという声が高まっている。ところが、問題はそう単純じゃない。ノンフィクション恋愛作家の亀山早苗氏はこう言う。
「山口智子さんの発言が女性たちの間で話題になっているのは、裏を返せば、女性たちの中にもどこかに『産まなくてはいけない』という思いがあったり、『産んだほうがよかったのかな』という後悔があったりするからだと思います。だから、強く言い切ってくれたことに、救われた人が多かったということではないでしょうか」
 単純に産まない選択をする女性が増えているのではなく、産むか産まないかの“中間”に悩む女性たちに山口の言葉は刺さったようだ。
「出産は年齢にも限りがあります。そこへ、思い描いていた人生計画通りにいっていないという現実に直面すると、『本当に子どもがほしいのか』よりも、『早く産まなくては』という焦りが心の中を占めてしまい、苦しんでいる女性も多いのです」(亀山氏)
■山口智子が解放した女性たちの迷いと不安
 もっとも、必ずしも計画通りにいかないのが人生というもの。それは分かっていても、タイムリミットがある限り、つい焦りが先に立ってしまうのだ。
「『子供を産まない』という選択」(講談社)の著書がある作家の衿野未矢氏も、こう続ける。
「産むべしというプレッシャーは、この20年でさらに加速しているように思います。自分を含めて取材した多くの未産の女性たちに共通するのは、『選択したのは確かに自分だが、百パーセント自己責任だとは思えない』という実感です」
自分の能力や努力だけではどうにもならない理由で、産まないという選択をせざるを得なかったという女性が多いというのだ。
「だから、山口さんの確信に裏打ちされた力強い宣言を聞くことによって、自分の迷いや不安があぶり出され、騒がずにはいられないという女性が多かったのではないでしょうか」(衿野氏)
 このように話を聞いていると、山口智子の発言は、現代の女性たちにとっては「焦りや不安から解放してくれる救いの言葉」だったといえるようだ。
 それを踏まえて、亀山氏はこのように話した。
「ひと昔前は、子どもは『授かる』と表現していましたが、今は『つくる』という人が多いですよね。妊娠も出産もコントロールできるものだという前提に立つから、つくらない人に文句を言ったり、つくれる状況にない人が焦ったりするわけです。もう少し、男性も女性も『授かったときに、どう育てるか考えればいい』くらいにゆったり考えたほうがラクだと思いますよ。もちろん、産み育てやすいように社会制度を整えることも必要ですが」
 少なくとも男性側は、女性に対して軽々しく「子どもをつくったほうがいい」などと言わないように気をつけたい。

今日の逸品 
天然はまぐり


はまぐり独特の「つるっとした」食感がたまりません。
日本人でよかったと実感できる一瞬です