【二枚目俳優引退】

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元祖二枚目俳優の「引退」が霞んでしまった

自らが作品 引退宣言した田村正和との懇親会での思い出

普段から「田村正和」を演じていた(C)日刊ゲンダイ
普段から「田村正和」を演じていた(C)


 永遠の二枚目俳優、田村正和(74)の引退が写真誌で大きく報じられた。

本人が引退の意向を一部の人に漏らしたというので、写真誌が本人に確認しに行ったところ、彼自身が認めたというのだ。今年2月、主演のスペシャルドラマを試写で見て、「これはもうアカンなという感覚」で辞めてもいいかなと思ったそうだ。

僕は、まだ駆け出しのスポーツ紙記者の頃、ドラマの出演者とマスコミの懇親会で彼と同席したことがある。田村、大原麗子、藤竜也、浅野温子という豪華な役者陣との食事会ということで、若造だった僕は緊張したものだった。

会は始まったのだが、田村は遅れてやって来て、あの低音の声で「どうも」とひとこと。大原麗子が料理を取り分けて田村の前に置くと、「ありがとう」のひとことだけ。しばらくして「ちょっと、すみません」と席をはずした。僕もトイレに立ったのだが、その時に彼の姿が目に飛び込んできた。目立たないカウンターの隅で、急ぎ気味にしゃぶしゃぶを口に運んでいたのだ。

程なく、食事会の席に戻ってきた田村は、何事もなかったように静かな微笑をたたえていた。二枚目は、知らない人の前では食事をしないんだと思ったものだ。

田村は、コミカルな役柄をやるようになっても、そのダンディーさは変わらなかった。つまり、普段から「田村正和」を演じ、「田村正和」そのものが、ひとつの作品のようなものなのだ。その作品である田村正和が満足できるものではないと感じたら、世の中に出す気にはならないということなのだろう。まだまだこの先、好々爺といった役柄だってあるだろうが、それは田村正和ではないのだ。

■樹木希林とは正反対の生きざま

74歳になる田村より1学年上の樹木希林が、先日行われた映画試写会の舞台挨拶で、自宅で気絶して転倒し、額にコブをつくったと明らかにしている。しばらく意識を失っていたほどだったそうだが、病院へは行かなかったとか。

 樹木は2013年に自ら「全身がん」と告白したり、体調の悪さを伝えたりしてきた。今回も、「こういうところ(試写会)に連れて来ないでって感じ」などと言って会場の笑いをとっていた。彼女の場合は、自然体の自分をさらけ出し、現状のままを見せることで「これでもいい。必要だと言ってくれるなら、仕事をしますよ」というスタイルに見える。

昔から樹木は“怖いものなし”で、深夜に突然訪問して取材を申し込んでも断られた経験はないし、どんな話でも答えてくれる上に、ちゃんと笑いを交えたものにしてくれる。

田村正和が完璧を求める芸術家タイプなら、樹木希林は芸人顔負けのアドリブ力のあるマルチタレントタイプ。どちらも魅力たっぷりだ。

城下尊之
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城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

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