【笑わすという事】

6月10日(日)

皆さんこんにちは。

今日の記事

彼は、目が見えない事以上に健常者より沢山の才能が備わっている。

もはや「障害者」では無い。プロの喋り人も脱帽だ

盲目の濱田祐太郎は視野の狭い健常者を「笑い」に変える

濱田祐太郎(C)日刊ゲンダイ
濱田祐太郎(C)

「おまえのことなんて眼中にねぇみたいな」(濱田祐太郎/フジテレビ「濱田祐太郎のした事ないこと!」6月3日放送)

「R―1ぐらんぷり」で優勝した、ほぼ全盲の漫談家・濱田祐太郎(28)が爆笑問題の太田光と対談した際、ネタの選び方を尋ねると、「俺はネタの種類っていうのはあんま、こだわんないの。政治のネタは作りやすいから作ってるだけで、別に社会に何か物申そうなんて気はさらさらないから。ウケりゃいいってだけ」と太田。その答えに濱田は、「今の話は、ほぼほぼ僕も一緒なんですよ。僕もウケるから目が見えないっていうのを(ネタで)やってるだけで」と目を輝かせた。

濱田のネタは障害者の人権やバリアフリーなどを訴えているなどと言われることも多いというが、本人は「そんなこと一切考えてない」とバッサリ。一方で障害を笑いモノにしているから笑いにくいと言う人もいる。そうした過剰に意味づけしたり、拒否反応を示す人たちに対し、濱田ならではのユーモアをまぶせて語った言葉を今週は取り上げたい。

 確かに濱田のネタは「障害者自身の自虐ネタ」と解釈されることが多い。しかし、千原ジュニアが「自虐でも何でもなくて、世の中のバカさ加減を笑っている」(NHK・Eテレ「ハートネットTV」18年4月23日)と評価したように、障害を笑いモノにしているのではなく、視野が狭く分かっていない健常者の方こそを笑いモノにしているのだ。

TBSの「水曜日のダウンタウン」(18年5月2日)では「『箱の中身は何だろな?』得意な芸人№1濱田祐太郎説」が検証された。常に視覚に頼らずに生活している濱田ならば、触覚だけで何かを当てるゲームも強いはずだ、と。

実際、タケノコや電気ヒゲ剃りを30秒近くで即答。しかし、イグアナには12分以上かかってしまう。なぜなら、一度も触ったことがなかったからだ。そうしたある意味で当たり前の結果にもハッとさせられる。

障害者をテレビで扱う場合、日本のテレビは「感動」に寄せがちだ。だから、余計にこうしたアプローチは手付かずで新たな“鉱脈”と言えるだろう。ちなみに「感動」路線の代名詞ともいえる「24時間テレビ」(日本テレビ)に出て、健常者と障害者との懸け橋になりたいという思いはあるかと問われると、濱田は「いや、全くないです」と笑って、即答している。

「僕はお笑い芸人なので、懸け橋をするという役割じゃない」(「マイナビニュース」18年3月7日)

濱田祐太郎は視覚障害者であるが、それは彼を形作るひとつの要素にすぎない。あくまでも彼が目指すのは「笑わす」こと。

「僕は濱田祐太郎としてしゃべっているだけで、視覚障害者代表としてしゃべっているわけではない」(「ハートネットTV」=同前)

本日の逸品

しまあじ 

IMG_2151

天然ではありません。頭は兜焼きにすれば美味!