【初優勝】

7月24日8(火)

皆さんこんにちは。

今日の記事

嘉風も元気が無いし、面白みにかける場所だった。

評論家が苦言 御嶽海初Vは「大相撲のレベル下がった証拠」

「優勝を意識したのは10日目から」と御嶽海(C)共同通信社
「優勝を意識したのは10日目から」と御嶽海(C)共同通信社

「今場所はひどかったですね。あまりに中身がない。お客さんも『カネ返せ!』と言った方がいいくらいですよ」

評論家の中澤潔氏が嘆くのも無理はない。

22日、関脇御嶽海(25)の初優勝で幕を閉じた大相撲7月場所。初めて賜杯を抱いた御嶽海は、

「賜杯は重い? そうですね、稽古不足です」

と、自虐ジョークを飛ばし、「メチャクチャ最高なんスけど、こんな大人数の前でしゃべったことないので……。帰ってから、記憶がないと思います」と、慣れないインタビューに緊張しっぱなしだった。

そんな初々しい姿に、満員御礼の場内からは笑いと拍手。先場所は9勝6敗、今場所は13勝2敗と関脇で結果を残し、来場所は「三役で3場所33勝以上」が基準とされる大関とりが確実だ。

 長野県出身力士としては、江戸時代の伝説的大関「雷電」以来、208年ぶりの優勝。名門出羽海部屋としても、優勝力士を輩出するのは1980年の三重ノ海以来だ。さらに大卒力士としては2001年の琴光喜以来と記録のオンパレード。マスコミも「ニュースターの誕生!」と大騒ぎだが、本当に御嶽海の初Vは喜ばしいのか。

冒頭の中澤氏が言う。

「昔は『学生相撲は強くて三段目』といわれていたものです。それが、東洋大を卒業して入門4年目での優勝でしょう。これは学生相撲のレベルが飛躍的に上がったわけではなく、大相撲が学生レベルに落ちているだけの話。親方衆の指導力が落ちている証拠です。淡泊な相撲の増加が、それを象徴しています。手元にある私のメモを見ると、今場所の幕内の相撲で1分を超えた取組は一番もなかった。長くて、せいぜい40秒。平均取組時間も10秒を超えた日はなかった。本当にいい相撲だったと言えるのは、千秋楽で豊山が1敗の御嶽海を負かした相撲くらいです」

■白鵬は延命にしか興味なし?

いわば、大相撲の地盤沈下。それに拍車を掛けているのが横綱陣だ。今場所は19年ぶりに3横綱が全員休場するという異例の事態。稀勢の里(32)、白鵬(33)、鶴竜(32)は年齢的にも下り坂という事情があるにせよ、そもそも彼らに「横綱の責任を果たそう」という気持ちがあるか大いに疑問だ。

かつて休場知らずだった白鵬は、16年9月場所から数えて6場所も休んでいる。「朝稽古で右足をケガしたとのことですが……本当に出場できないほどの症状だったのか疑問です。なにせ、20年東京五輪の年まで現役を続けたい、と言っていますからね。無理をしないために休んだだけではないか」とは、前出の中澤氏。最高位の責任より、自身の延命にしか興味がないのは明らかだ。

稀勢の里は歴代最長の8場所連続休場。場所前には「相撲勘が戻らない」と話していたが、それだけ休めば当たり前。次の9月場所で進退をかけるとはいえ、あまりに決断が遅すぎる。

 さらに横綱不在だからこそ奮起すべき大関陣も、期待の新大関・栃ノ心は負傷休場。残る高安、豪栄道は優勝争いにも絡めなかった。

「千秋楽の結びの一番が9勝5敗の大関同士なんて、みじめというか、あまりにひどすぎる。高安があっさり送り出されるなど、内容もない。あんな劣等大関同士の取組が今場所のシメで、よくお客さんは怒りませんね」(前出の中澤氏)

叩き上げの力士は、学生相撲出身力士に勝てず、横綱陣のアタマにあるのは自分たちの都合だけ。

大関も不運なアクシデントで休場した栃ノ心以外は、上を目指そうという向上心のカケラもない。地位に安閑として、216万9000円の月給を手にできればそれでよし、という態度である。

朝青龍、白鵬と続いた土俵上のモンゴル帝国は、すでに崩壊寸前。大相撲戦国時代の幕開けと言いたいところだが、御嶽海、栃ノ心以外にこれといって頭角を現しそうな力士がいないのが現状だ。

御嶽海の初Vは、「土俵の充実」が掛け声倒れであることの証明でもあるのだ。

本日の逸品

甘鯛(ぐじ)塩焼き

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ウロコごとお召し上がりください