【ランクル窃盗団】

11月18日(日)

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知り合いも盗まれた。

昔からランクルは高価で売れるらしい

被害額20億円!ランクル&レクサス窃盗団の手口と役割分担

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コンテナを調べる捜査員ら(提供)大阪府警
コンテナを調べる捜査員ら(提供)大阪府警

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 その数約270台、確認が取れないものを含めると、被害総額は20億円以上に上るとみられている。

高級国産車を盗んで海外に不正輸出したとして、大阪府警など4府県警の合同捜査本部は15日までに、パキスタン国籍で自動車販売会社社長のチーマ・アティーク(55)、韓国籍で解体業の徐士白(32)、自動車輸入代行会社社長の伊丹彰一(49)、無職の堤修一(51)、倉庫作業員の川崎倫正(56)、建設作業員の松本寛文(46)ら6容疑者を含む12人を窃盗や関税法違反(無許可輸出)などの疑いで逮捕した。

窃盗団はそれぞれ「実行役」「運搬役」「不正輸出役」「仲介役」に役割分担していた。

2016年春ごろから17年夏ごろにかけ、大阪府や京都府で高級国産車ばかりが盗まれる被害が相次いだ。チーマ容疑者は仲介役で、現金受け渡し役の堤容疑者に「ランドクルーザーやレクサスLXを狙ってくれ」と依頼。川崎、堤両容疑者が徐容疑者ら5人の実行犯に指示し、犯行に及んだ。

 連中は窃盗のプロ。徐容疑者は10年前にも491件(被害総額1億3800万円)の車上荒らしでパクられ、堤容疑者も14年前に九州で100台以上の高級車を盗んで逮捕。元暴力団員の川崎容疑者も17年前に高級四輪駆動車700台以上(同24億5000万円)の窃盗で逮捕され、懲役7年の実刑を食らっていた。

「16年春、20年前から知り合いだったチーマと堤両容疑者は、久し振りに東京で再会した。チーマ容疑者は堤容疑者に、『ハコ屋(自動車窃盗の実行役)を知らないか』と相談。堤容疑者はその世界で名の通った川崎容疑者に話を持ち掛け、川崎容疑者から指示を受けた徐容疑者らが犯行に及んだ。2、3人でチームを組み、事前に月決め駐車場や民家のガレージを下見し、深夜に合流。盗難車で現場に向かい、途中でナンバープレートを盗んで付け替えとった。電動ドリルやドライバーなどを使ってドアをこじ開け、ラジオ型のコンピューターを車に接続。エンジンを始動させるシステムを読み込み、位置情報が分かるGPSのコードを外す、いう手口や。現場から立ち去ってしばらく走ってから、安全な場所で車を停車させ、そこでコンピューターにカギのデータを読み込ませ、生キーに移し、複製して終了。そうやって窃盗を繰り返しとった」(捜査事情通)

■1台300万~340万円でさばき荒稼ぎ

盗んだ車は、運搬役の川崎と松本両容疑者が、チーマ容疑者が所有する茨城県内の2つの倉庫に運び込み、保管。チーマ容疑者は盗難車両を正規の車両に見立てて輸出する「荷主」になり、海外の荷受けと交渉し、伊丹容疑者に頼み、輸出の手続きに入る。

「チーマ容疑者が首謀者的な立場で、不正輸出役が伊丹容疑者やった。伊丹容疑者いうのは、港で車をコンテナで陸送する仕事や輸出の手続きを代行する会社の社長や。空のコンテナを手配し、解体業者に税関の審査を依頼する。自分とこで持ってるトレーラーヘッドに盗難車を乗せたコンテナを積み、横浜の“美商ヤード”いうところまで運んどった。一方、チーマ容疑者はオークションで2万、3万円のボロボロの中古車をダミー用に落札し、空のコンテナに入れるんや。通関済みの実入りの手続きをした後、再び美商ヤードに運び込む。コンテナからダミー車を下ろして盗難車が入っているコンテナの後ろにピッタリつけ、日雇いのナイジェリア人にバレへんように入れ替えさせる。ダミーに使った車は車体番号さえついとったら、走らんでもいいような廃車寸前のもんやから、解体しとった」(前出の捜査事情通)

盗難車を乗せたコンテナはそのままターミナルに運ばれ、貨物船でパキスタンやUAEなど8カ国の港に向け、出港。

「船荷証券(B/L)いう最も重要な書類があるんやけど、そこには車の車体番号と特徴が明記されとるんや。それを出港後、伊丹容疑者が船会社に連絡して、『そのコンテナに入っているのは別の車です。書類を間違えてました』いうて、『B/L訂正』いう変更手続きをするんやが、これが端末で簡単に処理できる。チーマ容疑者は現地の業者に連絡し、荷受けの際にチェックが入ってもバレへんようにするわけや。コンテナには車2台を積むことができ、輸出代金は30万円ぐらい。チーマ容疑者は1コンテナにつき、57万円を伊丹容疑者に払っとった。チーマ容疑者は関西だけでなく、愛知や関東のグループからも盗難車を調達し、1台300万~340万円でさばき、荒稼ぎしとった」(前出の捜査事情通)

府警は犯行現場周辺の防犯カメラ映像などから、使用車両や使用人物などの足取りを捜索。内偵捜査で事件固めをし、実行犯を特定した。そこから盗んだ車を茨城まで運んでいた運搬役の松本、川崎両容疑者、仲介役の堤容疑者を割り出し、チーマ容疑者まで行き着いた。

昨年9月に捜査員150人体制で徐容疑者ら6人を逮捕し、関係先11カ所をガサ入れ。盗難車ほか、ラジオ型コンピューターなど計393点を押収した。

さらに横浜税関と連携して今年9月、盗品等保管容疑で伊丹容疑者を逮捕。関係先7カ所を捜索し、現金924万円、預金通帳ほか126点の証拠品を押収。そして今年10月、保釈されていたチーマ容疑者を追送致した。

「昨年3月ごろ、川崎容疑者が他の連中に『役に立ってへんくせにエラソーに命令しよるし、分け前もようけ取っとる』とキレられ、逃げたことがあった。それをきっかけに仲間割れし、容疑者らを再逮捕して事情を聞くうちに、ベラベラべしゃべるようになった。伊丹容疑者も以前から『クサい』言われとって、他府県警のガサ入れや取り調べを受け取ったんやけど、狡猾いうんか、のらりくらり『全然知りませんでした』言うて、すっとぼけとった。逮捕状取って不明な金が定期的に入金されとる預金通帳を突きつけ、言い逃れでけへんようにしたら、観念して認めよった」(前出の捜査事情通)

国内各地から集められた盗難車が次々とコンテナに積み込まれ、税関の目をすり抜け、海を渡っていたが、2年以上にわたる緻密な捜査で窃盗団を一網打尽にした。

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