【連日の激戦で力尽く・】

1月25日(金)

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連日5時間を越す激戦で身体が持たなかった

劇的続くも外国人記者ソッポ…錦織圭はなぜ“不人気”か

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とにかく疲れた(C)ロイター
とにかく疲れた(C)ロイター

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「素直にうれしい。(最終セット10点先取のタイブレークで)5―8のときはヤバいと思ったけど、最後は集中してた。疲れが先行しているので、まずは回復して、次の試合に臨みたい」

21日の全豪オープン4回戦。今大会最長試合となる5時間5分、フルセットの末にタイブレークにもつれ込む熱戦を大逆転で制して3年ぶり4度目の8強入りを決めた錦織圭(29=世界ランク9位)はこう言った。

■「話は試合のことだけ」

ここまで4試合中3試合がフルセット。錦織の勝負強さと粘り強さは相変わらずとはいえ、周辺では“異変”が生じている。海外メディアから露骨に敬遠されるようになったのだ。

劇的なマラソンマッチ後の会見にしても、海外の記者はなんと1人だけ。象徴的だったのは大会前の記者会見。有力選手をメインプレスルームに招いた大会展望用の特別会見でこんなシーンがあった。

錦織の会見は、大坂なおみ(21)に続いて行われた。大坂は前年の全米を制し、英語もネーティブ。外国人記者との間でも活発なやりとりがあったが、会見が終わり、さあ、次は錦織……というタイミングで“事件”は起きた。日本人記者以外のほとんどの海外メディアが立ち上がり、ぞろぞろと会見場を後にしたのだ。

今大会第8シード、前哨戦を制した選手に対して、それはないだろうと感じた日本人記者は一人や二人ではない。錦織の会見が海外メディアの間で不人気なのはいまに始まったことではないにせよ、ここまで露骨な場面はかつてなかった。

会見でも英語の質問は出ない。最後に初戦の対戦相手であるポーランドの新米記者が拙い英語でしかも自国の選手をどれくらい知っているかと聞いただけだった。さる米国人記者がこう言った。

「ケイ(錦織)はいいテニスをする。我々もいつか大きいところを勝つと期待してきたけど、故障などが続いて期待はことごとく裏切られた。フツーは前哨戦を制した選手を気にかけるが、どうせまたダメだろうと思い込んでいるのさ。だれも本気でケイが全豪を勝つとは思っていない。要は信用してない。我々が求めるのは結果だ」

なにしろ、前哨戦のブリスベン国際でのツアー制覇は約3年ぶり。それまで決勝は9連敗だった。万年銀メダルだから、どうせ今回の全豪も勝つはずがない。だから、あえて質問をする必要がないというのだが、「ケイのテニスはものすごく面白い。さまざまなショットを繰り出して我々を飽きさせないが、いかんせん話がつまらないからね」と、英国人のベテラン記者がこう続ける。

「例えばすでに引退表明したマリーは、性差別などに関しても積極的にコメントする。だから我々も彼の話を聞きたいと思うし、聞けば話も広がっていく。ジョコビッチやナダルにしても、あえて外交や政治問題に触れることはないけど、我々は質問する。なんらかのリアクションは期待できるからね。アンドレ・アガシ(スーパースラム達成者で06年引退)なんかは10代のころから我々と人生論を交わしてた。そこへいくとケイからは、そういったコメントが出てきたためしがない。しゃべるとしても試合に関することだけというのを、我々は知っているからね。見ていれば分かることを、わざわざ聞きに行く必要はないだろ」

■協会やマネジメント会社の責任も

そして話が面白くないのは、錦織がアカデミー育ちということに関係しているのではないかと、この英国人記者がこう続ける。

「ケイはフロリダのアカデミー育ちだろ? だからテニスのことしか知らないんじゃないのか? 例えばマッケンロー(4大大会7勝・92年引退)はアカデミーに反対の立場をとっている。マッケンローは、ただボールを打つだけでは強くならないし、面白い選手にもならない。自宅から学校に通い、世間と関わりを持ちながらテニスを学べと言いたいのだろう。フェデラーやナダルやジョコビッチも、主に自宅からテニスクラブに通って腕を上げた。彼らが勉強熱心だったという話は聞かないけど、政治の知識はあるし、自分の意見をきちんと言葉にすることもできるからね」

錦織が政治の話題をどこまで話せるか、29歳なりの問題意識をもっているかはともかく、「大坂なおみやダニエル太郎(25)といったハーフ選手は別として、日本人選手の話がつまらないのは錦織に限らない。原因は周囲の大人たちにもあると思いますね。古臭いテニス協会の体質、それにメディアやマネジメント会社の責任は大きい」と、別の米国人記者がこう続ける。

「例えば楽天オープンの会見で記者からテニス以外の質問が出たとき、協会の広報が『試合の質問に限ります』と遮ったことには驚きました。通路で顔馴染みの選手と話しているだけなのに、やめて欲しいと怒られた記者もいるそうです。なのに日本の新聞記者は協会に抗議するどころか、ワンパターンで当たり障りのない質問しかしない。錦織の例で言えば、デビュー当時から本人や家族のご機嫌取りのような記者が多いと聞きました。メディアとの間の甘えた関係にどっぷりと漬かっているから、本人もそれでよしとしてしまう。英語の質問がないのは以前から分かっていることなのに、手を打たなかった、錦織を教育しなかったマネジメント会社の怠慢もあると思う」

錦織はプロ。注目されてナンボだ。4大大会未勝利も実力は世界トップクラスなのに、海外メディアには注目されない。もったいない話ではないか。

本日の逸品

京都府・伊根産

本まぐろ赤身

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身の味が濃いです。