【アポ電強盗】
3月5日(火)
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ピンポイントで狙い撃ちされる
オレオレ詐欺犯が兼業か 多発する「アポ電強盗」巧妙手口
東京・江東区で80歳の女性が殺害され、世間を震えさせたのが「アポ電強盗」だ。
被害者宅に電話して現金があることを確認してから踏み込む手口で、2月28日に発生した。
それ以前にも同様の事件が渋谷区で起きている。1月11日には初台で、2月1日には笹塚で高齢者が被害に遭った。2000万円と400万円を強奪されたが、幸いにも命は奪われていない。
警察は3件とも同じグループの犯行で、オレオレ詐欺が狂暴化した可能性もあるとみている。
「オレオレ詐欺の犯人がアポ電強盗を兼業しているというのです。渋谷区の事件では息子のふりをして『仕事のトラブルでお金が必要。いくら用意できる?』と聞いてきた。被害者はオレオレ詐欺と気付いて電話を切ったが、自宅にカネがあると教えてしまったため狙われたようです。『病気になったのでお金が必要』というセリフも使ったと聞きます。江東区の事件では、犯人は午前11時ごろに押し入り、午後に訪れたヘルパーが遺体を発見した。犯人がヘルパーが来る時間を聞いていた可能性があります」(捜査事情通)
インターホンが引きはがされてなくなっていたのは、犯人が顔をさらしたため訪問記録を持ち去ったとみられている。渋谷区の犯人は「警察です」と名乗ったという。
■会話から家族構成性格を探り出し・・・
悪徳商法評論家の多田文明氏によると、現金の有無を聞き出すのは案外、簡単らしい。
「『不倫相手を妊娠させた』『小切手をなくした』など、質問方法はいくらでもあります。被害者が『200万円ならある』と言ったら、タンスや金庫にしまっているということ。自宅にない場合は『銀行に行かないと……』と答えるからです。犯人は会話で家族構成を聞き出し、高齢者の2人暮らしであることを確認。さらに相手が気の弱い性格であるかを探ります。気の強い人は『金庫はどこだ?』と聞いても教えませんからね」
オレオレ詐欺の犯人はなぜ狂暴化したのか。
「高齢者が賢くなったから」とは元刑事で作家の飛松五男氏だ。
「警察の呼びかけで、詐欺に引っかかる被害者が減った。だけど犯人はカネが欲しい。ケツモチの暴力団から『上納金を払え』と催促されたりもする。そのため、荒っぽい手を使うようになったのです。今は東京だけですが、全国に飛び火するのは時間の問題。変な電話がかかったら何も教えず、警察に通報してください」
「アポ電強盗」は今年の流行語に選ばれるかもしれない。
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