【引き際のの美学】

4月6日(土)

皆さんこんにちは

絶好のお花見日和

今日の記事

イチローも神戸に球団が有れば日本で現役を続けていたと話していたが

マリナーズが最高の花道を用意してくれたので決心が決まったと話していた。

千代の富士はスパッと…「引き際の美学」はプロでは遺物か

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大勢のファンが惜しんだ千代の富士の引退(1991年5月)/(C)共同通信社

大勢のファンが惜しんだ千代の富士の引退(1991年5月)/(C)共同通信社

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「令和でも3年、5年を目指す」

2日の春巡業中、こう話したのが横綱白鵬(34)だ。

大相撲も現役寿命が延びているとはいえ、34歳は力士としては若くない。最高齢横綱は吉葉山の37歳だが、これは戦前の話だ。年6場所制となった1958年以降は栃錦と千代の富士が35歳で並んでいる。

白鵬は昨年から2度優勝したものの、8場所中5場所を休場するなど衰えも顕著である。

そんな白鵬とは対照的に、スパッと現役に見切りをつけたのが千代の富士だ。1991年5月場所で「体力と気力の限界」を理由に土俵を去り、ファンに惜しまれながら引退した。引退する前年の11月場所で優勝したにもかかわらず、だ。

こうした潔さは白鵬にはないようだが、スポーツ界を見渡せば往生際の悪いと言わざるを得ない選手が何人もいる。

その現在進行形が、J2横浜FCの三浦知良(52)だ。ピッチを走り回る体力は激減。今季の出場はわずか1試合と、サポーター集客にすらなっていない。それでも日本サッカー界にとっては大いに貢献したレジェンドのため、誰も「引退すべき」とは言えないのだ。

プロ野球でも、2015年に引退した山本昌(元中日)は晩年、年2、3試合しか投げず、記録を更新するだけの選手になっていた。

阪神の金本前監督は現役晩年に右肩を故障。左翼からの送球は中継にすら届かず、遊撃の鳥谷が左翼までカバーするありさまだった。それでも連続出場記録にしがみつき、チームの足を引っ張り続けていた。

■尊重されてきた千代の富士型

昭和の時代はまだ「引き際の美学」があった。巨人の王貞治(現ソフトバンク球団会長)は80年に、30本塁打を記録しながら引退。「王貞治のバッティングができなくなった」との名言を残した。千代の富士も、「辞めるときはスパッと潔く辞めよう。ちんたら横綱を続けるなよ」という師匠の北の富士の言葉に影響されたといわれている。

そうした潔さはもはや過去の“遺物”なのか。

 スポーツファンの矢口高雄氏(漫画家)はこう語る。

「日本人的には、衰えを認めて早めに身を引く、千代の富士型の方が古くから尊重されてきた。一方で、泥臭く現役にしがみつく姿が格好いいと見る向きもあります。ただ、あまりに高齢だったり、衰えが激しい選手はその限りではないでしょう。三浦カズさんには失礼かもしれませんが、最高齢出場記録を伸ばしたいという意図を感じてしまうのは残念です。山本昌もそうだったが、それはそれでおかしな話。いずれにせよ、引き際の美学というのは、もう時代に合わないのかもしれません」

かつては桜のように潔く散ることが美徳とされてきた時代もあったが、今は違う。政治家や官僚は汚職をウソで塗り固め、後は知らぬ顔。権力にしがみつき、死ぬまで離さない。日本人が日本人らしかった時代は、昭和で終わったのかもしれない。

本日の逸品
赤貝(あかがい)
akagai_08
肉厚で美味!