【ひねた人生】

5月30日(木)

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劣等感だけの犯行だったのか?

狙われたのは名門校…登戸19人殺傷事件と池田小事件の接点

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児童たちが襲われた現場を調べる神奈川県警の捜査員ら(C)日刊ゲンダイ
児童たちが襲われた現場を調べる神奈川県警の捜査員ら(C)

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「ぶっ殺してやる」

 両手に包丁を持ち、眼鏡をかけたスキンヘッドの中年男は、大声で叫びながら児童らを切り付けていった――。

28日午前7時40分すぎ、川崎市多摩区の小田急線登戸駅付近で登校中の児童たちが襲われた。襲撃後、手にした包丁で自ら首を切り自殺した川崎市麻生区の職業不詳、岩崎隆一容疑者(51)は、私立カリタス小学校のスクールバスの停留所に近づき、大人たちやバスに乗り込もうとしていた児童らに次々と襲い掛かった。

救急搬送された東京都世田谷区の外務省職員、小山智史さん(39)と多摩市の同小6年、栗林華子さん(11)が死亡。40代女性1人と児童16人が重軽傷を負った。

岩崎容疑者の自宅の近隣住民がこう言う。

「小さい頃、両親が離婚し、数十年前から伯父夫婦と共に暮らしていました。身内にカリタス出身者がいて、本人も進学を希望したが、学力が足らなかったみたいで入学できず、地元の公立小、中学を卒業した。そのねたみがあったのかもしれません。大人になってから、『あの時、カリタスに行っていれば……』と後悔しているようなことをボソッとつぶやいていたそうです」

岩崎容疑者が死亡した以上、真実が語られることはないが、裕福で教育熱心な家庭の児童が通う小学校が狙われたという点では、2001年6月に大阪府池田市で発生した大阪教育大付属池田小の事件と似ている。包丁2本を持った宅間守元死刑囚(当時37)が、小学校の教室に侵入。児童8人が殺害され、教師を含む15人が重軽傷を負うという、前代未聞の事件だった。

「宅間元死刑囚はかつて池田小の受験を断念した経緯があり、それがねたみや学歴コンプレックスに変わっていった。裁判では、犯行動機は自分を捨てた3番目の前妻に対する恨みが、社会全体に対する恨みに転化したと結論付けた。宅間元死刑囚は『自分の苦しい思いをできるだけ多くの人に分からせてやりたい。小学生なら逃げ足も遅く、小学校は大人の人数が少ないから大勢殺せる。名門の小学校を襲った方が社会の反響が大きく、大量に人を殺せば(妻が)オレと知り合ったことを後悔する』と考えた。実に身勝手な理由でした。過去に統合失調症との診断を受け、逮捕後、刑事責任を逃れるため、精神疾患があるように装っていた。法廷では遺族が国から賠償金を受け取ったことについて、2家族を名指しで『儲かったやろ』と冒涜した。04年9月に死刑が執行されるまで、一度も謝罪の言葉を口にすることはなかった」(司法関係者)

歪んだ思想や思い込みが、凄惨な事件を引き起こしたのか。

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天然はまち
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身はあっさりしています。