【れいわとN国】
8月4日(日)
皆さんこんにちは
今日も暑い!
今日の記事
当たり前だが二人とも話し上手
立花代表は元NHK職員
山本太郎氏は俳優 Vシネマ「ミナミの帝王」での銀次郎の舎弟のイメージが強い
今回の選挙では不思議な党が議席を獲得した
また合併分裂繰り返すのだろうな
既成政党への絶望感が「れいわ」と「N国」を生み出した
今回の参議院選挙で法に基づく政党要件を満たした2つの新しい政党が誕生した。
参議院選挙は政権選択の総選挙と違うため、有権者は「遊ぶ」、つまり面白がって投票する傾向が強いといわれている。それにしても、「れいわ」はともかく、どう見ても“真面目”とは思えない「N国」までが議席を獲得したのはなぜか。そこには有権者の既成政党の劣化に対する絶望感が見て取れる。前回は野党の劣化を指摘したが、実は劣化しているのは野党だけではなく、一見、盤石にも見える与党も劣化が進行中だといえるだろう。
一方の野党を見ると、国民民主は比例でたった350万票弱しか獲得できず、躍進が予想されていた立憲民主も比例は800万票弱、全体で17議席しか獲得できなかった。与党への消極的支持と野党に対する期待感の低下、それを全体としてみれば、既成政党全体に対する有権者の失望感、絶望感という言葉に置き換えてもいいのではないか。有権者はすでに与党に対しても、野党に対しても何の期待感も抱いておらず、むしろ見放し始めているのかもしれない。だからこその「れいわ」であり「N国」であって、この結果は有権者の既成政党に対する意識的な“反乱”行為だったと見ることもできる。
一方の「N国」は、「既成政党のどれにも投票したくない」という有権者が、たまたま「面白そう」という意識で投票したことによる部分が大きいと思われる。その結果が、議員辞職して当然の丸山某まで入党させるという暴走行為を引き起こしているわけだが、責められるべきはむしろ、そんな政党を誕生させてしまった既成政党のほうかもしれない。
1948年、神奈川県生まれ。学習院大学卒業後、自民党本部事務局に勤務後、新進党、太陽党、民政党、民主党の事務局長などを歴任。「新党請負人」と呼ばれる。執筆、テレビ・コメンテーターなど幅広い分野で活躍中。
