【延長14回タイブレーク】
8月17日(土)
皆様こんにちは。
今日の記事
凄い試合 延長タイブレーク 22だつ三振
奥川君圧巻のピッチングだった。
甲子園ドラフト候補「行きたい球団」「行きたくない球団」
「菅野さんは際立って凄い」
夏の甲子園は16日、17日でベスト8が出揃う。本紙は、プロのスカウトが熱視線を送った今秋ドラフト候補を中心とした選手に、行きたい(好きな)球団、行きたくない(嫌いな)球団について直撃。すると、人気球団、不人気球団が浮き彫りになった。
◇ ◇ ◇
「高校からプロ入り? 行きたいとは思いますけど、さらにもっと頑張らないといけないと思っています。ピッチングはもちろんですし、投げること以外のフィールディングや牽制、クイックも磨きをかけたいです」
こう話すのは、今大会ナンバーワン投手で、ドラフト1位指名が確実視されている星稜(石川)の奥川恭伸だ。
「好きな球団? プロ野球はあんまり見ないんですよね」と苦笑いを浮かべつつ、こう言った。
「指名していただけるのであれば、どの球団でもうれしいです。プロ野球選手はみんな凄い人だと思うし、凄い世界でやっていると思います。巨人の菅野(智之)さんが石川大会での投球を褒めていた? 菅野さんはその中でも際立って凄い。すべてのボールが一級品ですし、将来はああいう投手になれたらというのはあります。行きたくない球団? いや、本当にどの球団でもうれしいです」
中日や阪神が1位指名を検討しているが、奥川に近い関係者は「石川でもテレビ中継がある巨人や、育成に実績のあるパ球団がいいんじゃないの? と聞いても、本当にどの球団でもいいですって、と言い切るんです」と明かす。どの球団も安心して指名できそうだ。
「好きな球団はソフトバンクです。個人的には内川選手や巨人の亀井選手が好きです。ここぞというところで打つイメージがあります。行きたい球団? パ・リーグは投手と打者が真っ向勝負するイメージがあります」
「ソフトバンクは層が厚すぎて…」
東妻に限らず、球児たちの間で断トツの人気ナンバーワンはソフトバンク。最速152キロ右腕・津田学園(三重)の前佑囲斗が「目標にしているのは阪神の藤川球児さんです。魅力を感じるのはソフトバンク。投手を育てるのがうまいイメージがある。千賀滉大さんは育成出身で、お化けフォークはもちろん、制球もすごくいいと思います」と話せば、履正社(大阪)の4番で外野手の井上広大は「柳田さんだったり、松田さんだったり、長打を打てる選手が多いので、好きです」と言う。
もっとも、近畿地方の出場校のエースは「ちょっと選手層が厚過ぎて、僕なんかが入る余地があるのか……」と、不安げ。昨年までの5年間で日本一4度。豊富な戦力で今季もリーグ首位を快走するだけに、球児にとっては現実的な意見といえる。
「長い目で見てくれる球団がいいですね」
一方、行きたくない球団として最も多かったのが、甲子園を本拠地とする阪神だった。ある関東の高校の内野手は、「甲子園は素晴らしい球場ですが……」と、こう話す。
「ニュースで藤浪(晋太郎)さんが結構、ヤジを浴びていると読みました。お客さんが騒がしくてキツそうですよね……(苦笑い)。関東出身だし、関西の雰囲気に溶け込めるかどうかも心配です」
地元・関西でもこんな声が。
「ウチの監督さんから、『育成がうまくないし、球団の育成方針に一貫性がない。人間関係も複雑だから、あそこだけはやめておけ』と言われました(笑い)。高卒の野手のレギュラーがいないのも不安です」(近畿の出場校の外野手)
近江(滋賀)のエース・林優樹が「京都出身で昔から阪神ファンです。お父さんが好きで、小さいころからサンテレビの中継をずっと見てました。鳥谷さんがかっこいいです」と話したのが救いか。
セの首位を走る巨人はどうか。花咲徳栄(埼玉)の遊撃手・韮沢雄也が「家族が巨人ファンで、小さいころによく東京ドームに行ってました。小笠原、ラミレスが中軸のころ? はい。とても強いチームだなと思いながら、応援していました。もし巨人に指名されたら? 家族が喜ぶと思います」と笑顔で話す一方で、こんな意見も。
「打てなかったらすぐにクビになったり、トレードに出されたりというのがあるじゃないですか。高校から入って、捕手というポジションですぐにレギュラーになっている方は少ない。できるだけ長い目で見てくれそうな球団がいいですね」(東日本の出場校の捕手)
「起用を見ていると、何か裏がありそうですよね(笑い)。その時々の監督の好き嫌いで決まっているように見えます」(北信越地区の内野手)
こんな声もある。
「DeNAは大卒の投手が多く、高卒が入る余地があるんですかね。雰囲気が合わないような気がします」(東海地方の投手)
いずれも、球児の本音だ。12球団はご参考あれ――。
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