【大阪から撤退?】
8月26日(月)
皆様こんにちは。
今日の記事
昨日の続き・・
横浜の誘致表明で…米カジノ最大手が大阪から撤退の衝撃
横浜市が“カジノ誘致”を表明したことで、すでに誘致を表明している大阪に衝撃が走っている
現在、カジノ誘致を正式に表明しているのは、大阪、和歌山、長崎、横浜の4カ所。さらに、北海道、千葉、東京が検討中だ。2018年に成立した法律では、カジノを誘致できるのは全国で最大3カ所までとなっている。大阪がショックを受けているのは、今回、横浜市が誘致を表明したのと同時に複数の有力業者が大阪からの撤退を表明したからだ。とくに痛手なのは、米カジノ最大手の「ラスベガス・サンズ」が事業者募集の入札に参加しない方針を表明したことだ。サンズは「東京か横浜への投資に注力する」と、コメントを発表した。
これまで大阪が、カジノ誘致のトップランナーとみられていたのは、カジノ最大手のサンズが参入を予定していたからだ。サンズは「日本では大阪のみがIRに適した場所」「投資規模が100億ドルになる可能性がある」と前のめりだった。ところが、横浜が手を挙げた途端「こっちの方が条件がいい」と判断したのか、あっさり大阪を見捨ててしまった。
■もう誘致は無理なのか
横浜市の誘致表明に対して、大阪府知事は「大阪がトップランナー、必ず誘致させる」と会見で語ったが、サンズの撤退に焦っているに違いない。カジノ事情に詳しいジャーナリスト・横田一氏が言う。
「カジノを誘致するには、資金力があり、運営ノウハウがあるカジノ業者に進出してもらう必要があります。なにしろ投資額がハンパじゃありませんからね。巨額な投資が必要なため、カジノ業者も儲からなければ進出しない。儲かるかどうかは、人口や交通アクセスなど、立地が大きい。サンズは、大阪よりも首都圏である横浜の方が儲かると判断したのでしょう。問題は、大阪にカジノを誘致して儲かるか、ということです。カジノを設置する予定の人工島は、大阪中心部から離れ、交通アクセスもよくない。そもそも、日本国内にカジノを3つもつくってビジネスが成り立つか、という問題もあります。有力なカジノ業者に進出してもらうためには、大阪は破格の条件を提示する必要が出てくるかもしれない。周辺整備のために、予定以上の税金投入を迫られる恐れもあります。カジノ業者に“採算が合わない”と判断されたら、次々と逃げられる恐れもゼロではないでしょう」
大阪は、引き返すなら早いほうがいいのではないか。
