【消化不良の大会】
9月8日(日)
皆様こんにちは。
まだまだ蒸し暑いです
今日の記事
どちらかというと
プロ野球よりも高校野球の方が好きなので毎年見ている世界大会
色んな意味で「役立たず」だった
期待していたから尚更残念
「佐々木投手」
岩手県決勝戦では球数制限で投げられず、満を持して出た国際試合ではマメを潰し満足に投げられない
佐々木を大事に大事に使おうとし過ぎて他の投手に負担が掛り自滅した
エラー、ミスが多かった。一番やってはいけない事の綻びが出て自滅
佐々木の韓国戦1回降板は“人災” 首脳陣の起用法に批判噴出
「また、マメか!?」
ネット裏が一気にドタバタした。
6日、U18日本代表の佐々木朗希(大船渡)が韓国戦に先発、世界大会デビューを果たした。
8月26日の大学代表との壮行試合で右手中指のマメを潰して以来のマウンド。大挙した日米スカウトのみならず、最速163キロを誇る日本のモンスター見たさに集まった数千人のファンが投球を見守る中、異変はいきなり起きた。
初回2死一塁の場面で永田監督が突然、マウンドへ。指先の異変を訴えた佐々木は、その後も続投。4番打者を空振り三振に仕留めたが、ベンチに戻る際、白のパンツ部分に赤い血がついているのがはっきり見えた。
韓国に来て10日目。リハビリを重ね、チームの見解ではマメは完治していたはずだった。投げるたびにマメを潰す佐々木も佐々木だが、ネット裏の日米スカウトから聞こえてくるのは「佐々木を潰す気か!」「明らかな人災だ!」という声が圧倒的。西海岸のメジャースカウトも「日本のマネジャーはクラッシャーなのか?」と首をかしげるのだ。
■行く気満々でブレーキを踏まれる
兆候はあった。5日のカナダ戦。試合中にブルペン入りした佐々木は気合十分、150キロ以上の直球、鋭く曲がるスライダー、フォークを投じて投げる気満々だった。先発の奥川(星稜)の2番手として八回から投げる青写真だった。
ところが、七回の日本の攻撃で5―1とリードが広がったため、佐々木はお役御免。代わりに飯塚(習志野)がマウンドに上がった。出番がないことをコーチから告げられた佐々木は、思わず苦笑いを浮かべていた。
「まったくもって、信じられない調整のさせ方だ」
怒りを込めてこう指摘するのは、パ球団のスカウト幹部だ。
「佐々木は1次リーグの段階ですでに、投げられる状態だった。少なくとも1次リーグ4戦目の台湾戦以降は実戦を想定してブルペン入りしていた。けど、出番は回ってこなかった。5日のカナダ戦では久しぶりに気合が入ったブルペン投球を見せた。いよいよ投げるぞと行く気満々のところで、またしてもブレーキを踏まれた。準備をしては空振りの繰り返しで、心身のリズムが狂ったのは間違いない。特にカナダ戦の登板回避は、高めた気持ちを無理やり抑える形になった。この日は試合前から思うような球を投げられず、いつになく力んでいた。いつ投げるかわからない状態が続けば、精神的にも落ち着かない。ひいては球がいかないことで力みが生じ、中指に負担がかかったのだろう」
佐々木は今まで、もっぱら先発で、リリーフ起用については「試合の流れを自分でつくれないことが難しい。不安はあります」と漏らしていた。
「永田監督は佐々木のことを『球界の宝』と言いながら、やっていることはまるで逆です。佐々木はこれまで、肩肘への負担を考慮され、慎重に育てられてきた。体力面でも不安を抱えている。起用するなら登板日をきちんと決め、それに向けた準備をさせ、その通りに投げさせるのが本人にとってもチームにとってもベストの方法でしょう。なのに、やることなすこと行き当たりばったり。これでは、選手が潰れてしまわないか不安です」
■「いつ投げるか分からない」
いや、その懸念はすでに、現実のものになりつつある。「西(創志学園)と飯塚は最大の被害者です」と、スカウト陣は口を揃える。
中でも西は1次リーグで3連投させられた上に、野手としても出場し続けている。5日のカナダ戦ではブルペン入りし、この日の韓国戦も佐々木の緊急降板を受けてマウンドに上がった。
西と並ぶタフネス右腕の飯塚は、登板10分前に肩をつくらされたこともあった。
強豪校で揉まれた投手でさえ、「いつ投げるかわからないから落ち着かない。球がいかないからブルペンで何球も投げてしまう。困っています」と、首脳陣の起用法に頭を抱えているほどなのだ。
「昨日ブルペンで何度も(肩を)つくり、いつでも行ける状態をつくった。球数も多かったことで、(この日の)試合前のブルペンで中指のマメが再発した。試合前は本人が言わなかったので、わからなかった」
永田監督は「すべては使った私の責任」と話し、マメが潰れても続投させたことについては「なかなか自己主張してこないですが、自己主張してきましたので」と強調した。選手たちはよく頑張ってくれた。全部私です。佐々木の肘肩は何の問題もない。体も何の問題もないです」とまくし立て、取材を打ち切るため「以上です!」を13回も連呼した。
本人がマメの悪化を申告しなかったから投げさせたし、志願してきたから続投させたというのだが、それより何より163キロ右腕をベストな状態で送り出せなかったのはどこのだれか。
この日が高校生活最後の登板となるであろう佐々木は、「非常に残念です」と言葉を絞り出すように話した。
