【永ちゃん伝説】
9月15日(日)
皆様こんにちは。
今日の記事
「生きる伝説」
舘ひろしもですがとても70歳とは思えない
やたらと“最後”を強調…矢沢永吉の密着番組が意味するもの
“キング・オブ・ロック”矢沢永吉も今年で70歳に。24日にNHKで放送された「ドキュメント矢沢永吉~70歳最後のレコーディング~」では9月4日発売のニューアルバム「いつか、その日が来る日まで…」のロサンゼルスでのレコーディングに密着した。
「今日、久しぶりに右側運転だからさ、これは本当に気を付けないとな」と自ら運転してスタジオに向かった。そして凄腕ミュージシャン相手に「矢沢が求める音」をつくり上げる過程をカメラが映し出した。
「今からチェック(小切手)切るのよ。矢沢ってさ、一人でずっとやってきてるんだよね。こうやって、チェックブック持ってさ」。合間にハーレーに乗って仲間とツーリング。所有するクルーザーでのインタビューも興味深かった。
「『最後のアルバムにしようと思ってる。本当に冗談抜きで。このニューアルバムは僕の人生において最後になると思うけど』とか『山口百恵さんみたいに俺もマイクをクッと置く時が来るのかなと』とやたら“最後”を強調していました。『ミュージックステーション』にも初出演し、プロモーションにも熱心。矢沢といえどもCDを出せば売れる時代ではないことをわかっているのでしょう」(音楽関係者)
だまされて背負った借金35億円も返し切った。
矢沢永吉(69)がまたひとつ栄冠を手中に収めた。最新アルバム「いつか、その日が来る日まで…」で、オリコン週間アルバムランキング初登場1位を獲得。小田和正が「あの日あの時」で初登場1位となった68歳を上回り、最年長1位獲得アーティストになったのだ。
これは「数々の金字塔を打ち立ててきた矢沢ならではのプロモーションが冴え渡った」と、業界関係者から称賛の声が上がっている。
「たとえば、8月にオンエアされたNHKの『ドキュメント矢沢永吉』。米ロスでのレコーディングを初公開して、通訳なしで向こうの凄腕ミュージシャンと渡り合い、ハーレーでツーリングしたり、所有するクルーザーなどで『これで最後かも知れない』と例の巻き舌で語る姿はインパクトが強かった。もともと矢沢さんは自ら動いて、自らを売り出していくスタイルですけど、今回もPRとしてピシャリとはまった。さすがですよ」と、あるプロデューサー
芸能リポーターの城下尊之氏がこう話を継ぐ。
「実際のところ、一流ビジネスマンのような面も矢沢さんにはあると思います。アルバムのセルフプロデュースのほか、コンサートの興行、演出、照明やPAといったところまで全てご自身の会社で行い、取り仕切っている。別の会社に頼んでしまうミュージシャンが多い中、そのあたりもきちんと目を行き渡らせ、管理されているのですから、凄いのです」
■銭勘定とセルフプロデュース
「自分が正しいと思ったことを信じて行動し、違うと思ったら、それが慣習であっても、従わない。矢沢さんの仕事でもうひとつ凄いところは、リスクや逆風からも逃げず、真っ向から受けて立つような姿勢です。オーストラリアでの元側近による巨額横領事件が明らかになり、34億円もの詐欺被害と報じられた数年後、毎年のコンサートツアーをやりつつ、さらに初のアコースティックコンサートツアーを行っているんです。ギター一本で、バラードなどを聴けるとなれば、ファンの方は大喜びで会場に駆け付けたでしょう。そうやって、借金返済のためとは一言も言わずに、自分の力で完済したのです。これは本当に凄い」(城下氏)
街場の中華でひとりギョーザを頼み、ビールを飲むこともあるという。そんなところまで計算しているのか定かじゃないが、そんな姿にファンはしびれて快哉を叫ぶのかも知れない。今月14日の誕生日で古希を迎えるYAZAWA。生きる“成りあがり”伝説である。
