【楽・苦・美基礎知識スクラムハーフ】」

9月19日(木)

皆様こんにちは。

昨日は多くの方から小生の誕生日のお祝いのメッセージを頂きこの場を借りてお礼申し上げます

【今からでも間に合う!ラグビーW杯の基礎知識】

私のポジション

スクラムハーフ 9番

素早く動きゲームを組み立てる起点となるポジション

SHは他の14人を動かす“運転手” 身長166センチ、田中史朗「チビでも向いたポジションがある」 

今月6日、日本と対戦した南アフリカの先発メンバーは、身長2メートルを超す選手が2人いたほか、180センチ、190センチ台がほとんどの大男ぞろい。その中に金髪をなびかせ、ひときわ小さな少年のような選手がいた。

172センチのSH(スクラムハーフ)ファフ・デクラーク。パス、キックでチームを引っ張る27歳のスター選手だ。

日本戦ではFWから出たボールを取ると、すぐ日本の背後にハイパント(高いキック)を上げ、日本を再三ピンチに陥れた。キックしないときは素早いパス、あるいはロングパスを送り、大男軍団の中で小さなSHの機敏な動きはひと際目立った。

SHはFWとバックスの中間、というより常にゲームの中心にいて、最もボールに触れる機会の多いポジションだ。FWから出たボールを右に回すか、左へ回すか、あるいはキックで進むか、一瞬で判断しゲームを組み立てる。

チームをどの方向に持っていくかを決めるドライバーのようなものだ。バックスに速くて正確なパスを送るのが第一の任務だが、FWが足でかき出し(手で出すのは反則)地面を転がるボール、あるいは密集の中にあるボールを素早く取ってパスするには、長身の選手より重心の低い小柄な選手のほうが適している。

外国のSHには腕力の強い大柄な選手もみかけるが、日本のSHは歴代小さい。今回の代表も茂野海人(トヨタ自動車)はかろうじて170センチだが、流大(サントリー)、田中史朗(キヤノン)はともに166センチ。かつて1975年頃に日本代表になったSH上田昭夫(故人)はなんと161センチ。当時の全国の中学1年男子の平均身長より低く、世界最小のSHといわれたが、大きな外国選手に一歩も引かず渡り合った。

「そこがラグビーの素晴らしさ。雲をつくような大男だけのスポーツではなく、自分のようなチビでも小さいなりに向いたポジションがあり、日本代表にまでなれる」と田中史朗は小柄な選手に夢を与えるスポーツだと言う。

とにかくSHは動き続ける。密集からボールが出て次の密集になるまでを1フェーズ(段階)、そこからまた攻めて次の密集までを2フェーズというふうに呼ぶが、SHはフェーズのたびに次々とパスを送る。「誰に渡すかはアイコンタクトしたり名前を呼んだりしてちゃんと決めてますよ」と流。速い球出しからテンポよくフェーズを重ねて相手の穴をついていくのが日本の攻撃パターンだ。「われわれハーフによって攻撃のスピードが決まる」と田中。SHは他の14人を動かす運転手なのだ。(スポーツジャーナリスト・柏英樹)

本日の逸品

ひらめの薄造り

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