【楽・苦・美基礎知識 スタンドオフ】
9月20日(金)
皆様こんにちは。
今日の記事
いよいよ今日が初戦のロシア戦
スタンドオフ(SO10番)
ゲームを組み立てる司令塔
NZの有名なスタンドのダン・カーター
サッカーで言えばメッシ、イニエスタと言った感じだ。
日本代表のスタンドの田村選手のプレーが勝敗を左右するだろう
【今からでも間に合う!ラグビーW杯の基礎知識】
レジェンド松尾雄治氏も認めるパス技術! 司令塔・田村優、攻撃に勢いつける“ムチの柄”
SO(スタンドオフ)は“司令塔”といわれる。戦局が見やすい位置にいるし、バックラインの起点だからそのプレーがライン全体の動きに影響する。「当然、的確な状況判断が大切となり、極端に言えばそれさえできれば合格といえる」と語るのは、かつて日本代表の主将を務めた名SO松尾雄治氏(明大-新日鉄釜石)だ。
同氏はバックラインをムチにみたて、SOはムチの根元の柄に当たると説明する。ムチをしならせると、外に行くほど力が強くなるが、それを決めるのは根元の柄の部分の力加減だ。柄の部分の動きは小さくても、力を込めればムチの先端はビシッと鋭くしなる。
逆に根元の柄を大きく動かしても、力が抜けていると先端も力ないものになってしまう。SOもそうで、出足によってライン全体の動き、鋭さが決まり、一番外にいるウイングの走りに勢いがつくというわけだ。
現在日本代表の不動のSOは田村優(キヤノン)。「ダン・カーター流のパスの受け方、走り方がやっと身についてきました」と笑顔で語る。ダン・カーターはニュージーランドのW杯2連覇の立役者となったSOの大スターで、代表引退後、現在も神戸製鋼でプレーしている。
田村がまねをしようとしているのは、相手に正対してボールを受け、前を向いたままパスをする技術だ。
これまでは少し斜めに走ってパスを受けていた。ラグビー用語ではこれを“流れる”というが、流れると相手はディフェンスしやすい。正面を向いてボールを受けると、そのあとどちらに走るかわからないので、相手は戸惑うのだ。
できるだけ流れず正面でボールを受けるのはバックスの基本なのだが、わかっていても多少斜めに流れた方がパスしやすいのでなかなかできない。それを田村は合宿中ずっと練習し、やっとマスターしたのである。
先輩SOの松尾氏は「田村は素晴らしいSOになってきた。あとは点差、残り時間、場所に応じてどんなプレーを選択するか。その判断力を身につけてほしい」と注文をつけている。(スポーツジャーナリスト・柏英樹)
本日の逸品
天然はまち

ぶりに近い大きさです。