【楽・苦・美基礎知識 バックスリー】
9月21日(土)
皆様こんにちは。
今日の記事
前半皆硬かミスが多かったが
4トライあげてボーナスポイントを獲得して勝利
松島君の3トライ、初速度が半端ない!
今回のスターになりそうだ!
【今からでも間に合う!ラグビーW杯の基礎知識】
11、14番(ウイング)、12番、13番(センター)、15番(フルバック)
得点源は両ウイングとFBの「バックスリー」 FBの攻撃参加は日本が先駆け
新聞などのラグビーメンバー表記はFW、HB、TB、FBの4つのくくりで記されている。
FWはフォワード、HBはハーフバック、FBはフルバック、ではTBは? スリークオーター(4分の3)バックの略。4つのくくりの3番目にいる左右のセンター2人と、左右のウイング2人の計4人を指す。
SO(スタンドオフ)からパスを受けるセンターは、チャンスメーカーでウイングを走らせるためにマークをずらしてパスしたり、キック、そして時には自ら突破を図ることも。15人の中では最もタックルを受けやすいポジションだ。
SOのようにボールを受けたときに相手との間隔がなく、ウイングのようにコースを変えてボールを受ける余裕もない。パスを受けた瞬間に目の前に相手が接近していることが多い。この間合いのない状態の中でパス、キック、突破などの判断を瞬時にしてプレイしなければならない。
逆にディフェンスでは、センターがタックルミスするとそのままトライに結びつけられてしまうことが多い。日本代表のセンター中村亮土(サントリー)も「タックルだけは絶対に決める。まずそれを一番に試合に臨みます」という。
センターの条件は「勇敢さ」の一言に尽きるといわれる。そしてウイングの一番の仕事は「トライすること」だ。チームの中で最も足の速い選手が務めるのが普通。日本代表の左ウイングはご存じ福岡堅樹(パナソニック)で、50メートルを5秒8で走る。最近の日本代表でこのタイムを出したのは1988年に19歳で代表入りした吉田義人(当時明大)くらいか。
タイムは出なくても、一度スピードを落としそこから一気に加速するチェンジ・オブ・ペース走法の大畑大介(神戸製鋼)、“うなぎステップ”といわれた変則ステップで相手を抜き去った小野沢宏時(サントリー)など、日本が誇る名ウイングも過去には現れている。
そしてFB(フルバック)。一般的には最後の守りの選手として、タックル、ロングキックに優れた五郎丸歩(ヤマハ発動機)がそれにぴったりだったが、最近のラグビーでは両ウイングとFBを「バックスリー」と呼び、攻守の中心的存在となってきた。特にFBの攻撃参加が目立つ。
FBの攻撃参加で世界を驚かせたのは日本だ。1968年ニュージーランド遠征の際に使った戦法で、センターの後ろにFBが走り込み、センターにパスするとみせてFBにパス。このサインプレーは長野・菅平(すがだいら)で編み出されたことから「カンペイ」と名付けられたが、これにより当時のFB万谷勝治(トヨタ自動車=故人)は面白いように抜け出しトライに結びつけ、なんとジュニアオールブラックスを23-19で破る大金星をあげたのだ。
「カンペイ」はいまやどの国も普通にやっているが、いまの日本はFBに俊足の松島幸太朗(サントリー)がいることで、FBのライン参加が頻繁だ。
福岡、松島のスピードあふれるバックスリーは日本の得点源で、思わぬ場面でラインから抜け出しトライするシーンがあるに違いない。
(スポーツジャーナリスト・柏英樹)=おわり
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