【朝のワイドショー】

10月7日(月)

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4Chが知らない間に志らくさんに変わっていた

朝のワイドショーは様変わり「安く仕上げろ」が至上命題に

公開日: 更新日:
社員コメンテーターのテレ朝・玉川徹(C)日刊ゲンダイ
社員コメンテーターのテレ朝・玉川徹(C)

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 テレビの朝のワイドショーが今週からがらりと変わった。TBS系「ビビット」は番組名が「グッとラック!」となり、司会進行は立川志らくとアナウンサーの国山ハセンが担当している。

 フジテレビ系「とくダネ!」は、笠井信輔アナが退社で外れ、俳優の石黒賢、お笑いのカズレーザー、社会学者の古市憲寿、サッカー元日本代表の鈴木啓太がスペシャルキャスターに起用された。

これらリニューアルの狙いは、制作費の削減だ。「ビビット」は司会の国分太一と真矢ミキのギャラだけで1日200万円ともいわれたが、志らくと局アナの国山なら数十万円で済む。

「とくダネ!」の新キャスターも、古市や鈴木は文化人枠、スポーツ枠だからもともとギャラは安いし、カズレーザーも石黒も本業ではないから、“値引き”されている。一説には、司会の小倉智昭は膀胱がんの手術後は担当コーナーを減らし、契約料も下がり、その分で新キャスターのギャラを払っても、お釣りがくるという。

社員コメンテーターの出番も増えている。週刊文春の「好きなコメンテーター」にランクインされたテレビ朝日系「モーニングショー」の玉川徹、日本テレビ系「スッキリ」の下川美奈は報道局記者だが、番組では看板のひとりだ。突っ込みどころを承知しているから、司会者も話を振りやすいし、なによりもギャラが発生しないのは大きい。

事件や事故の現地中継も、キー局からフリーのベテランリポーターを派遣せず、近くの系列局の記者が現場からしゃべることが多くなった。これまたギャラがいらない。

制作費の削減で、もうひとつ近ごろ目立つのが、同じネタで延々と引っ張る番組構成である。政治や経済などのお堅いネタを司会の羽鳥慎一が“めくり”で解説していく「モーニングショー」の羽鳥パネルは、視聴率アップの原動力だったが、これが1時間近く続いたりする。パネルを作る手間暇はかかるが、違うネタをいくつも仕込むのに比べれば費用は安い。

ひとつのネタで尺(時間)を稼ぐやり方は、他のワイドショーも同じで、さらには何日も使い回す。隣の国の法相の去就など、どれほどのニュースなのか。しかし、映像さえあれば、韓国ウオッチャーに解説させるだけで一丁上がりだから、連日やる。やはり、制作費はほとんどかからない。

大物司会者が番組をすべて仕切り、うるさ型のコメンテーターが百家争鳴なんていうワイドショーは、もう作れなくなっている。

(コラムニスト・海原かみな)

本日の逸品
自家製手羽先の燻製
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酒の肴にぴったりです。