【二人の南アフリカ人】

10月19日(土)

皆様こんにちは。

今日の記事

明日南アフリカ戦だ!

松島君は日本で育ったので日本人だが

南アフリカ出身のFW二人

ゲームキャプテンでもあるラブスフカニ選手

ファンデルバルト選手にも注目したい

いい仕事してます!

南ア出身3選手、日本代表を選んだそれぞれの事情 松島「強い国を倒したい」 ラグビーW杯

ラグビーW杯でアジア勢初のベスト8入りを果たした日本代表(世界ランキング7位)。8強のうち日本以外の7カ国は、世界的に伝統的なラグビー強豪国と認められた「ティア1(tier1=10カ国)」に属している。ここから先はまさに奇跡への挑戦なのだ。まず20日の準々決勝(東京・味の素スタジアム)で対戦する南アフリカ(同5位)は、4年前の前回W杯で大金星を挙げた相手だが、今回も優勝候補でその壁は厚い。特に熱い思いを抱いて戦うのが、松島幸太朗(26)=サントリー=ら南ア出身の3選手だ。(スポーツジャーナリスト・柏英樹)

「怖いくらい強い。それも一戦一戦自信をつけ、いまはどんな相手にも対応できる」

リーチ・マイケル主将(31)=東芝=は勢いに乗る日本の現状をこう表現した。

4年前のW杯イングランド大会で南アに勝つ大金星を挙げたことをきっかけに、日本ラグビーはすべてが変わった。

まず世界の目が注がれるようになって、これまでティア1【注】とのテストマッチなど10年に1回できればよかったのに、試合のオファーが続々と舞い込んだ。ニュージーランド(NZ)、豪州、イングランド、フランス…ほとんどが負けだったが、以前のようなどうしようもない大敗はなく、一昨年11月には過去に勝ったことも、引き分けたことさえなかったフランスと敵地でドロー(23-23)。昨年11月には味スタで世界最強NZと対戦し、10トライを奪われたものの5トライを取り返してみせた(31-69)。

強くなった日本に、外国人選手もやって来るようになった。代表のうち南アからやってきた3選手がそうだ。

南ア生まれで日本人の母を持ち、5歳で日本国籍を取得、6歳のときに日本に移住し人生の大半を過ごした松島。高校卒業後南アに渡り、南アのU-18代表メンバーに入り、南ア代表への道が開けたが、「長くいた日本の代表となって強い国を倒したい」との気持ちから帰国の道を選んだ。いまや、福岡堅樹(27)=パナソニック=との快速“フェラーリコンビ”は快進撃を続ける日本代表の代名詞となりつつある。

ピーター・“ラピース”・ラブスカフニ(30)=クボタ=と、ヴィンピー・ファンデルヴァルト(30)=NTTドコモ=はともに、南アでは体のサイズが足りないと活躍の場を日本に求めてきた。

チーム内では専らミドルネームの「ラピース」で呼ばれているラブスカフニは、南アのチーターズ、ブルズなどで活躍していたフランカーだが、189センチ、105キロ。日本なら大柄だが、南アでは普通。実際、南アのフランカーのデュトイは200センチ、119キロだ。

ファンデルヴァルトも188センチのロック。200センチ以上のロック陣がそろう南アに入ったら“小柄”なのだろう。南アが世界一フィジカルに恵まれたチームだということがわかる。

ならば日本へと、ラブスカフニは2016年に来日、クボタに加入。トップリーグでラブスカフニのプレーを見たジェイミー・ジョセフヘッドコーチ(HC)は躍り上がった。「こんな素晴らしい選手が残っていたとは…。W杯の秘密兵器だ」

母国では南ア代表寸前まで行ったが、試合には出られなかった。堅実なプレーに加えリーダーシップにも富んでいる。リーチが本調子でないときにはゲームキャプテンも任される。

宮崎合宿中には、リーチが国歌「君が代」の原点を確かめようと、皆を日向市にある「さざれ石」と「巌」の見学に誘った。ラブスカフニは「小さな石でもいつかは巌となる。小さな日本チームもいつか巌となれるように…」とフィフテイーンを前にゲキを飛ばした。

そしてファンデルヴァルトも、体のサイズの違いに意を決したか、13年にNTTドコモ入り。17年から日本代表を張り続けている。

南アのエラスマス監督は「日本がベスト8に進んでくると思っていた。相当厳しい戦いになるだろう。前回は失敗したが、もう同じ失敗はしない」と4年前のリベンジを誓っている。

しかし、南ア出身の日本代表3人はいたって強気だ。ラブスカフニは「僕は南アが大好きだが、今の日本チームに誇りを持っている。応援してくれる日本中の国民のためにも勝ちます」と言い切った。ファンデルヴァルトも「日本は住みやすく素晴らしい国だ。日本代表として頑張る」と語り、近々日本国籍を取得し帰化する意向を明かした。

そして、強い国を倒したいという目標をその快足でかなえてきた松島。「南アからトライを奪って勝ちたい」と思いを新たにしている。13日にはスコットランドに勝って大騒ぎの中で「まだ南ア戦がある。9月の壮行試合で負けた(7-41)お返しをしないと…」。

その壮行試合でチーム唯一の得点を独走トライで奪い、しっかり爪痕を残したのが、他ならぬ松島である。

【注】ティア1 世界ランキングとは別に、伝統的なラグビー強豪国と認められている10カ国。ニュージーランド、南アフリカ、オーストラリア、アルゼンチンの南半球4カ国とイングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランド、フランス、イタリアの欧州6カ国。日本は米国、フィジー、サモア、ロシアらとともに第2グループの「ティア2」(13カ国)に数えられている。

本日の逸品

天然かんぱち

KIMG0823

身が上品です!