【南ア国歌の意味】

10月26日(土)

皆様こんにちは。

今日の記事

映画「インビクタス」

95年のラグビーW杯初優勝した南アのラグビーチーム

アパルトヘイト政策を打破したネルソンマンデラ大統領と南アラグビーチームを描いた映画で有名だ

マンデラ大統領にモーガン・フリーマン

主将のフランソア・ローにマットデイモン

他民族国家を束ねるのは大変なことだ。

南アフリカ国歌の「すべての民族の調和を目指す」熱き願い

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イタリア戦で先制トライを決めたWTBコルビ(C)共同通信社
イタリア戦で先制トライを決めたWTBコルビ(C)共同通信社

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〈南アフリカ国歌〉

①コサ語 神よ アフリカに祝福を与えたまえ 誇りを取り戻させたまえ

②ズールー語 我らの祈りを聞きとどけたまえ 祝福を与えたまえ 我らアフリカの同胞なり

③ソト語 神よ 我らの国に祝福を 戦いも争いも追い払いたまえ 我らの国を守りたまえ 我らの南アフリカを

④アフリカーンス語 青き空の彼方から 深き海の深淵から 永遠不滅の山々の切り立つ峰々にこだまする

⑤英語 共に来たれと呼び声が響く 我らひとつになりて立ち上がらん 自由を求めて生きん 南アフリカ 我が祖国

☆ ☆ ☆

南ア国歌は多言語で構成されている。コサ語、ズールー語、ソト語、アフリカーンス語、英語の順ですべてのパートを歌う。

もともとあった「神よ アフリカに祝福を」と「南アフリカの呼び声」という2曲をひとつに編曲して「平等に」5言語の歌詞に割り振ったのだ。

複雑な国歌は、複雑な国家を反映している。多様な民族とさまざまな問題を抱える国。それでも、代表選手と客席の国民が歌い上げる国歌からは〈すべての国民の調和を目指す〉という南アの熱い願いが聴き取れる。

南ア代表には、長く国際大会の参加資格を得られなかった歴史がある。 世界的な批判を呼んでいたアパルトヘイトの影響だ。それでも、大陸全土に及んだ民主化の流れにより、90年代にはアパルトヘイト関連法や人種主義法を撤廃。94年にコサ族にルーツを持つネルソン・マンデラ大統領が誕生した。95年にはラグビーW杯を開催し、スプリングボクスは初優勝を果たすのである。

■初の黒人主将
今大会では、黒人選手で初のキャプテンも誕生した。実は、南アはメンバーの半分を黒人にするということが大会前に取り決められていた。

これについてキャプテンのシヤ・コリシが正論を述べている。その一部を紹介したい。

「メンバーの人種比率を変える以前に黒人居住区で暮らす貧しい子供たちに公平な教育機会を与える変革を進めるべきだ」
「自分は肌の色のみで選ばれるのは嫌だし、チームのためにもならない」

コリシが真のキャプテンだということは誰もが分かっている。

本日の逸品
活〆あこう(キジハタ)
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