【喫煙車両終了】

2月1日(土)

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今日の記事

時代の流れやな

新幹線はまだ喫煙車両はあるのにな

創業110年の近鉄からついに喫煙車両が消える!

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喫煙車両の運行は1月で終了(提供写真)
喫煙車両の運行は1月で終了(提供写真)

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 大阪、京都や名古屋から奈良、吉野、伊勢志摩を訪れる際に多くの人が利用する近畿日本鉄道。今年(2020年)、創業110周年を迎える日本で最長路線距離を誇る私鉄である。その歴史ある鉄道に大きな転換期が訪れた。2月1日からすべての特急列車の座席が禁煙化されるのだ。昨年12月24日に近鉄本社が発表した。

発表文にはこう記されている。

 〈これまで特急車両に順次喫煙室を設置し、全席禁煙化工事を進めてまいりましたが、このたび大半の列車で喫煙室の設置された車両で運行可能になるまで工事が進展してきたこと、また2020年4月1日施行の改正健康増進法を踏まえて、今回の全席禁煙化を実施するものです〉

これも時代の流れか。もっとも、座席での喫煙はできなくなるが、特急車両のデッキ付近に設置されている喫煙室では、車窓を流れる風景を眺めながら一服することは可能だ。

 近鉄名古屋駅から伊勢神宮外宮の最寄り駅である伊勢市駅まで特急に乗ってみた。乗車時間は1時間20分ほど。この特急は4号車に喫煙室が設置されているタイプだ。一度に3、4人入れそうなゆったりとしたスペースで窓も大きい。男性客が壁際に設置された椅子に腰かけて窓の外の景色を眺めながらうまそうにたばこを吸っているシーンが印象的だった。狭くて腰かけることもできない新幹線の喫煙ルームに比べ、快適さは比べようもない。

伊勢神宮周辺を取材後、内宮の最寄り駅・五十鈴川駅に立ち寄ると、ちょうど名古屋行きの特急列車が出発を控えていた。オレンジの車体に紺のラインが入った古いタイプの特急車両だ。その先頭車両をのぞいてみると、あった! 座席の手すり部分に引き出すタイプの灰皿が付いている。1月いっぱいで終了となる喫煙車両だ。車内には独特のたばこ臭が漂う。昭和の香りだ。座席でたばこをくゆらせて旅を楽しむ。そんな時代が終わりを告げようとしている。

 近鉄によると、2月以降の喫煙室のある特急列車は、観光特急「しまかぜ」、伊勢志摩ライナー、ひのとり(3月14日運行開始)、アーバンライナーなど。8両編成のアーバンライナーには3カ所設置されている。駅構内では、大阪上本町、鶴橋、大和西大寺、京都、近鉄四日市など14の駅に排煙設備のある喫煙ルームが設置されている。ホーム上の喫煙コーナーは昨年夏に廃止された。

時代の流れとともに鉄道エリアでの喫煙環境が変わっていくのは仕方のないこと。とはいえ、すべてを禁止するのではなく、近鉄のように、駅や特急列車内に喫煙ルームを設置することで喫煙・分煙環境を整備して、旅する人に快適さと憩いの時間を提供してほしいものである。

本日の逸品
岡山産 活まだこ
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