【トヨタのスマートシティ計画】

2月2日(日)

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香川照之と豊田章男社長が話してるCM

あくまで「人」中心と語っている

あまりピンとこないな

創造には人間が必要…トヨタの街づくりで見えたAIの限界

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トヨタ自動車が開発する次世代都市のイメージ(提供写真)
トヨタ自動車が開発する次世代都市のイメージ(提供写真)

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 トヨタ自動車の豊田章男社長が“街づくり”に乗り出すと発表した。今年末に閉鎖される予定の東富士工場(静岡県裾野市)の跡地にスマートシティーを建設するというものだ。広さは70・8万平方メートルで、東京ドーム15個分。2000人の住民が、パートナー企業や研究者が導入する最先端の技術・サービスを利用しながら生活するプロジェクトだ。AI、ロボット、自動運転、スマートホームといった技術が検証されるらしい。

  線路の上を走る鉄道と違って、クルマの自動運転は実現までのハードルが高い。鉄道は中央制御が可能なので、運転手不在でも安全に走らせることができる。時速500キロで走るリニアも同じだ。
それをクルマでやろうとすると、道路や壁に必要な機器を埋め込まなければならない。大掛かりな敷設工事が必要だ。その手間ひまを考えれば、既存の街をつくり替えるのではなく、最初から街そのものをつくってしまった方が効率がいいということだろう。それに既存の街では「人間が運転する」という要素を捨てる段階にまで持っていくのは難しいそうだ。完全な自動運転を実現するには、それを前提とした街をつくらなければならないという。
テクノロジーの発展は生活に大きな変化をもたらす。その中核にあるのはAIだ。AIがあれば人間を必要としない分野もどんどん増えていくといわれている。東芝が開発した量子コンピューターは、これまで何十年もかかった計算を数秒で終えられるという。だが、いくら革新的な技術が開発されても、なんでも無人でやれるわけではない。新しいモノを創造するのは人間にしかできないことだ。

音楽の分野では最近、コンピューターを使って作られた曲が多い。特徴は非常にシンプルということ。リピートを多用したり、ワンコードでリズムも同じでメロディーだけ少し変えたりといった曲が多い。若い人たちには受けているが、音楽と言えるのか。僕は、コンピューターが音楽をダメにしたと思っている。やはり人間が知恵を絞り、手をかけてこそ、感動的な作品ができるはずだ。

それにしてもスケールの大きな話である。保守的で変化を恐れることが多い他の日本企業とは一線を画す大胆な取り組みだ。日本では人口減少に加えて若者の自動車離れが進んでいる。新車の販売台数は右肩下がりだ。いかに日本を代表するトップ企業であっても、常にチャレンジし続けなければならないと考えているのだろう。どんな街が完成するのか、楽しみである。

三枝成彰
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三枝成彰作曲家

1942年、兵庫県生まれ。東京芸大大学院修了。代表作にオペラ「忠臣蔵」「狂おしき真夏の一日」、NHK大河ドラマ「太平記」「花の乱」、映画「機動戦士ガンダム逆襲のシャア」「優駿ORACIÓN」など。2017年、旭日小綬章受章。

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