【再放送ばかり】

4月12日(日)

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一日雨

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コロナの情報番組か特番ばかり

ロケもできないから番組が作れないので当分こんな感じだろう

コロナ禍でTVは再放送ばかり…制作陣むしろヘトヘトのワケ

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待望の「半沢直樹」続編も延期で…(C)共同通信社
待望の「半沢直樹」続編も延期で…(C)共同通信社

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 新型コロナウイルスの感染拡大で、春ドラマは次々と開始を繰り下げ。さらにスポーツイベントは中止や延期、バラエティーも収録見合わせで、テレビ番組はいよいよ再放送ばかりになった。それも仕方がない。番組の制作は打ち合わせ、撮影・収録、スタジオ中継と「密閉」「密集」「密接」の作業が続き、感染者が一人でも紛れ込んだら、たちまちクラスターが発生する。これではスタッフたちはさぞ手持ち無沙汰だろうなと思ったら、とてもそんなことはないという。

「再放送だからといって、以前のVTRをプレーヤーにポンと入れて流せば済むというものじゃないんです。まず、権利関係があります。出演者、脚本家、放送作家、制作会社などに再放送の承諾を一つ一つ文書で取らなくてはなりません。自社のものでないデータや映像を使っていれば、改めて使用許可が必要です。これらの手続きが、一つの番組で数十件になったりします。素人さんや街の店屋さんが出ていたら、ここにも連絡、営業はスポンサーからOKをもらいます。さらに編集で『これはいついつ放送したものです』というテロップを入れ、同じものをただ流すだけでは芸がないので、MCの前ふりをつけたり、ナレーションをつけたりすると、その部分は改めての収録になります。再放送だって手間と暇はかかるんですよ」(在京キー局プロデューサー)

こうした作業は、普段は春秋の番組改編時のスペシャル版ぐらいなものなのだが、いまは毎週・毎回これに追われ、スタッフはテレワークなど、とても無理という。
さらに、いまは流しにくい内容もある。外出自粛が呼びかけられているときに旅や散歩はまずいし、ひな壇でお笑い芸人たちが大口開けてバカ笑いしていたら、「マスクもせずに!」と叱られそうだ。ドラマも、病院もの、病気ものはみんな見たいとは思わない。

「この間、高視聴率だったのは、志村けんさんの追悼番組や再放送というのは皮肉ですよね。20%前後の数字を叩き出したら、いつもはスタッフに大入り袋を配って、食事会・飲み会をやるところですが、集まっての飲食は禁止、追悼で高視聴率では、はしゃぐわけにはいきません」(前出のプロデューサー)

緊急事態宣言でテレビ局に出入りするのは社員だけになり、再放送で穴埋めするのさえ難しくなっている。今後は報道・情報の特番が増えそうだ。

(コラムニスト・海原かみな)