【ブルーインパルス】

5月31日(日)

皆さんこんにちは

あいにくの雨

今日で5月終わり。自粛の月だった

今日の記事

間違っちゃダメなのは

ブルーインパルスは戦闘機じゃなくて

T-4という練習機だよ。(トレーニングのT)

感謝ではなく謝罪だろう ブルーインパルスの違和感

公開日: 更新日:
検証は不可欠(写真右は医療従事者らに敬意と感謝の気持ちを示すため、東京上空を通過するブルーインパルス)/(C)日刊ゲンダイ
検証は不可欠(写真右は医療従事者らに敬意と感謝の気持ちを示すため、東京上空を通過するブルーインパルス)/(C)日刊ゲンダイ

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 これも失策の目くらましか。29日午後0時40分ごろから約20分間、航空自衛隊のアクロバットチーム「ブルーインパルス」が東京上空を飛行した。新型コロナウイルスの対応に当たる医療従事者らに感謝と敬意を示すためだという。

飛行チーム6機がコロナ感染者を受け入れている病院や東京スカイツリー周辺、都庁の上空などを通過しながら、8の字を描くように都心部を2周。東日本大震災の後に復興のシンボルとしてつくられた「フェニックス」の飛行隊形も披露した。

安倍首相も参院本会議を途中退席し、官邸の屋上から笑顔でブルーインパルスに手を振っていた。その直後にツイッターにこう投稿している。

<大空を翔る航空自衛隊のブルーインパルスと共に、医療従事者をはじめとした皆様へ、心からの感謝と敬意を込めて、拍手をさせていただきました。本当にありがとうございます>

先が見えない不安、目減りする一方の預金、仕事の激減、倒産の危機……。庶民生活が疲弊する中、久々に空を見上げて、晴れ渡る空を横切る隊列に希望を感じた人もいるだろう。

だが、それで政権の無能無策がチャラになるわけではない。ブルーインパルスを飛ばす余裕があるのなら、医療現場に必要物資を配るのが先ではないのか。「パンとサーカス」にしろ、パンが十分に行き渡らない状況でサーカスだけ見せられても、素直には喜べない。国のトップが本会議を中座し、能天気に空を見上げて、笑いながら拍手している場合ではないはずだ。地上の国民生活の実態をどれだけ理解しているのか。

■航空ショーで美談仕立ての欺瞞

「安倍首相は、コロナ禍を『1カ月半で収束させた』と胸を張り、それを『日本モデル』と自画自賛していますが、果たしてこの間、政府が何をしたというのでしょう。肝いりの布マスク2枚だって、まだ行き届かないのです。給付金や支援金はいつになったら届くのか。PCR検査を抑制した政府の失策のせいで亡くなった方や、経済対策が遅くて自死を選ばざるを得なかった方もいるのに、その反省もなく、航空ショーでコロナ収束を美談仕立てにすることには違和感があります」(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏)

お上に強要されるまでもなく、多くの国民は医療従事者に感謝している。敬意も抱いている。なにしろ政府が無策なものだから、医療現場に頼るしかなかったのが現実だ。

後手後手の場当たりで現場に多大な負担を強いてきた安倍政権が、医療従事者に謝罪するなら分かるが、「感謝」の航空ショーという欺瞞には辟易としてしまう。失政を糊塗するために自衛隊を使う姑息と危なさに、この政権の正体が見えるのだ。

安倍は欧米各国に比べて死者数が少ないことをことさら誇っているが、それでも医療崩壊寸前にまで追い込んだのは、政権と専門家の政策判断が誤っていたからではないか。
青インパルス