【東北三大祭り中止】

6月1日(月)

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ねぶた祭り、仙台七夕まつり、秋田竿灯祭りが中止

各県一年の内でもっとも稼ぎ時の風物詩が中止になると痛手だ!

岩手県はまだ一人の感染者出していない

青森県は損失400億円に 夏祭り中止で地元経済は一段と疲弊

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ねぶた祭りも中止(C)共同通信社
ねぶた祭りも中止(C)共同通信社

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 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、全国の祭りの中止・延期が相次いでいる。小生の田舎(千葉県匝瑳市)の「八重垣神社祇園祭(300年以上歴史がある)」も中止となった。例年8月4日、5日の2日間行われ、高校の先輩で地元に住む俳優の故地井武男氏が、毎年先頭に立ってみこしを担ぎ、いまも6万人以上の人が訪れる市内最大のイベントだ。祭りのない夏、全国の祭りの中止が、地元経済界を一段と疲弊させている。

日本の夏の風物詩である東北三大祭りの中止は、地元に計り知れない影響を及ぼしている。青森県議会議員の今博氏が言う。

■損失は青森400億円、仙台300億円

「青森県には青森ねぶた、弘前ねぷた、五所川原立佞武多の3カ所ありますが、すべて中止で経済損失は400億円ともいわれています。宿泊施設、商店街、売店、タクシーなどほとんどの稼ぎは年1回のねぶたの時期に集中します。しかし今年は諦めるしかないというのが県内のムードです」

青森ねぶたの昨年の観光客は285万人、弘前ねぷた160万人、五所川原立佞武多は100万人を集めている。青森市内の旅館、ホテルのほとんどは緊急事態宣言が出された4月16日から休業中だ。ねぶたの中止発表と同時に各施設にキャンセルの電話が鳴り始め、ねぶた期間の宿泊客はゼロの状態だという。

「ねぶた観覧席の収入2億円が消失し、すでに建設していたラッセランド(ねぶた小屋)23台分の建設費2500万円が損失です。また1台約2000万円かかるねぶた制作の経費をどうするか、制作者との契約問題がこれからの難題です」(ねぶた実行委員会)

仙台七夕まつりには昨年200万人が訪れた。仙台七夕まつり協賛会では、今回の中止で経済損失は約300億円に上るという。

「旅館、ホテル、お土産屋だけでなく、短冊、吹き流し、イルミネーションなど七夕の飾り付け業者は制作に入っていたので損失が大きい。すでにホテルの倒産も出て、今後もコロナが長引けばホテルなどの倒産が増える可能性が大きいですね」(仙台市商工会議所)

秋田市竿燈(かんとう)祭りでは昨年131万人の観光客が集まった。経済効果もねぶた祭、仙台七夕まつりに匹敵する規模というのは、秋田市竿燈会の鈴木文明会長だ。

「281本の竿燈はすでに制作を終えた町内会もあり、スポンサーとの契約確認が今後の問題です。祭り期間中にダイヤモンド・プリンセスや飛鳥Ⅱなど大型クルーズ船4隻が毎日秋田港に入港予定でした。しかしすべてキャンセルになり、8000席の観覧席(1人3100円)の収入がなくなった損失は大きいですね」

コロナの感染拡大を阻止するため、地元は断腸の思いで中止を決断した。

日本の文化でもある祭りの復活を来年こそはと、コロナの終息とともに願わずにはいられない。

(ジャーナリスト・木野活明)