【新生活様式で変わること】

6月2日(火)

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今まで非常識だったことが常識になりそうだ。

はんこ(印鑑)が無くなるかもしれない

仕事や対人関係にも影響 「新しい生活様式」で変わること

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Zoomだけの新しい関係も生まれる…(C)PIXTA
Zoomだけの新しい関係も生まれる…(C)PIXTA

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 新型コロナウイルス感染拡大防止の外出自粛が全面解除された。だが、ウイルスとは長い付き合いとなる。政府の専門家会議は「新しい生活様式」の実践例を提示し、個人間の感染対策を呼び掛けている。生活はどうなるのか。人間関係は……?

記者も通勤電車の中で、席が空いているのに隣に座られたり、マスクをせずに咳き込む人がいるとモヤモヤしてしまう。潔癖ではないが、自粛生活の中で、人との距離感に敏感になってしまったようだ。

「新しい生活様式」の提言では、人との接触を8割減らす方法が書かれている。たとえば、「会話をする際は、可能な限り真正面を避ける」「帰省や旅行は控えめに。出張はやむを得ない場合に」「歌や応援は、十分な距離かオンライン」などだ。

日常生活の行動は大きく変わりそうだ。提言によれば、買い物は通販、外食は減らして持ち帰りやデリバリーを利用。冠婚葬祭なども多人数での会食は避けるようにしなければならないし、異業種交流会など大人数で紙の名刺を交換するビジネスイベントなどは淘汰されるだろう。

■外食はお互い感染しても納得できる間柄と

「『密』に対する考えがゼロかイチに二分化されると考えています。外食は仮にお互い感染しても納得できる間柄と線引きが明確になる。少し前まで、飲み屋で議論していたはずの同僚とも『この人とは行きたくない』と生理的に拒絶してしまったり、Zoomの世界だけの関係性になったり、対人感覚が鈍くなることを懸念しています」(明大講師の関修氏=心理学)

飲み会は、お酌やグラスの飲み回しも感染リスクがある。飛沫を避けるため、相手の顔を見て話すのもダメだ。会社にとっても接待費と称した無駄な経費も節減できるため、とりわけ、付き合いは最低限になるとみられる。

「会社や取引先の気の進まない飲み会はオンラインを推奨する社員が増えるでしょう。お酒が飲めない人も1次会キッカリで終わりますし、介護や育児中の社員も顔を出せます」(千葉商科大学専任講師で、労働社会学者の常見陽平氏)

たしかにテレワークの定着で対人ストレスは減った。その要因もあるのか、4月の全国の自殺者数は昨年の同期比20%減だ。とはいえ、対面が外せない場面はある。

「21年度新卒採用では、説明会と初期の面接はオンラインで終えて、最終面接のみ延期中の会社が少なくありません。ネット環境によって、会話が途切れたり、鮮明に表情が読めないから、十分な意思疎通ができない。企業側も、採用活動や新規の取引先との最終ジャッジは会わなければならないといいますね」(常見陽平氏)
ただし、感染予防の観点からも、何度も足を運んで関係をつくる営業スタイルは敬遠される。オンラインとあわせて関係構築も簡素化だ。

配達も無人化が進むだろう。都内では、近未来に向けて実証実験が行われている。無人宅配ロボット「デリロ」(運営は「ZMP」)は、スーパーやコンビニなどの商品をスマートフォンのアプリから注文。ロボットが自宅に運んでくれる。無人宅配ロボットは、すでに英国や中国などで活躍していて、人との接触が避けられる。今秋にもサービス実証実験の予定で、今後、都心を配達ロボットが駆け回る光景が当たり前になる。