【甲子園交流試合】

8月9日(日)

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明日から甲子園で交流戦

コロナウイルスと熱中症対策で大変だろう 家族も応援できるようだ

懸念材料が山積…8月10日開幕「甲子園交流試合」の光と影

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酷暑の甲子園球場(C)日刊ゲンダイ
酷暑の甲子園球場(C)

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 球児はコロナ対策で土集めが禁止されるが、学校関係者も保護者も厳戒態勢で大会に臨む。

交流大会では部員、部員の保護者・家族(1部員につき5人以内)、指導者の家族(1人につき5人以内)、教職員が入場を認められているが、コロナの感染拡大が深刻化する中で大会が開催されることもあり、出場校は不安を抱えながら甲子園へと向かう。

■コロナ対策にテンヤワンヤ

部員数が100人を超える学校がザラという中で、高野連が定めたガイドラインでは、甲子園までの移動時の団体構成人数は30人までと決められている。ベンチ入りメンバー、控え部員、保護者はそれぞれ貸し切りバスなどを利用して、甲子園へ向かう。

万が一の感染者、濃厚接触者が出た場合のリスクを考慮し、学校によっては甲子園へ行く部員、保護者、学校関係者全員の移動手段、宿泊先が網羅されたリストを作成している。3年生部員にとっては最後の晴れ舞台ということもあり、保護者も甲子園へ大挙することが予想されるが、例えば最北端の北海道・帯広農(21世紀枠)の場合は、7日時点で観戦する保護者の人数が48人にとどまっている。大久保野球部長は、「コロナの状況もあって、当初予定していた人数からは20人ほど減りました。高齢者の方や、勤務先から甲子園行きを止められ、泣く泣くテレビで観戦する父兄の方もいます」という。

現地では部員と保護者は別の宿舎となり、接触も禁止されるとはいえ、くれぐれも感染者が出ないことを祈るばかり……。

■酷使回避の今年の高校生は伸びしろ十分

高校生の場合、プロのスカウトは基本的に完成度より伸びしろを重視する。

「その点では今年はコロナ禍で春夏の甲子園、地方大会が中止となったことは、むしろプラスになる。酷使されることはなくなったわけですから」

とは、パ球団のスカウトだ。

自粛期間にまともな練習はできなかったものの、各選手は体力、筋力づくりなど、基本練習にいそしんだ。独自大会を見ても、プロ注目の高橋宏斗は、自粛期間明けの最初の対外試合となった6月20日の愛工大名電戦で、3イニングのリリーフ登板だったとはいえ、いきなり自己最速を3キロ上回る153キロをマークした。

「休み肩で急に投げることによる故障不安はもちろんありますが、肩肘は消耗品。中学、高校時代の成長期に無理をして投げることで、肩肘が壊れたり、手術を強いられるケースは枚挙にいとまがありませんから」

とは、高校野球に詳しいスポーツライターだ。

■酷暑甲子園で懸念される熱中症の恐怖

コロナ禍の陰に隠れているが、日本高野連には人命に関わるもうひとつの課題がある。例年よりも酷暑と予想されている今夏、やはり懸念されるのは熱中症のリスクだ。

実際、5日に行われた奈良県代替大会の智弁学園対奈良大付の試合では、球児2人が熱中症にかかり、1人は救急車で運ばれた。

今年は、コロナ禍により活動を制限された学校が多く、熱波に加えて球児は調整不足。この2つの要因が重なり、交流試合では熱中症で倒れる球児が続出するのではないか。ハーバード大学院卒で医学博士の左門新氏はこう語る。

「人間は2週間ほどで環境に順応できるので、練習不足と熱中症は関係ないかと思われます。それよりも心配なのは試合を見守る保護者です」

交流試合は保護者や関係者に限られた有観客で行われる。観客には直射日光を避けた屋根のある一、三塁側の内野席が与えられる予定だが、当然マスクの着用が義務付けられている。

「いくら日陰でも、気温30度以上です。高校生の保護者という年齢を考えると、マスクを着けながら2時間以上も観戦することは、医師の立場からは推奨できない。熱中症のリスクは格段に上がります」(前出の左門氏)

一昨年の夏の甲子園では、球児や審判、観客を合わせて343人が熱中症の疑いと診断された。甲子園のある西宮市は8月に入ってから最高気温が32度を下回った日はゼロ(7日時点)。こちらの対策も心配だ。

本日の逸品
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