【マイバック万引き】

9月10日(木)

皆さんこんにちは。

今日の記事

買うモノとパクるモノを分ける常習犯もでてくる

入れられたらわからない。

万引きGメンも捕まえにくくなりそうだ

激増する「マイバッグ万引き」高級牛肉や本マグロも被害に

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すっかり浸透したマイバッグだが…
すっかり浸透したマイバッグだが…

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 先日スーパーに買い物に行った時だ。普段は聞き慣れないこんなアナウンスが繰り返し店内に流されていた。

「ご自分の買い物バッグをお持ちになられたお客さまは袋を小さく折りたたんでお持ちください。また大きなバッグをお持ちの方は袋の入り口を閉めてお持ちください

そばにいた店員さんに尋ねると、「マイバッグによる万引が非常に増えてきているんです」ということだった。

今年7月1日から原則国内のすべての店でレジ袋の有料化が義務付けられた。その結果、マイバッグを持ち、買い物をする顧客が増えてきたのだ。
千葉県内に24店舗の食料品スーパーを展開する「SENDO」本店で聞いた。

「高級牛肉や本マグロといった金額の張る商品の万引が増えています。さらに、買った商品を入れた店のカゴをカートで車まで運び、そのまま積んで持っていく。今年に入り全店で3000個以上のカゴが持ち去られました」(同店長)

 都内に10店舗のスーパーマーケットを持つ赤札堂の店舗でも、「うちは(マイバッグ万引が)多いんです。人手不足で見つけて捕まえるまで手が回りませんが、8月末の棚卸しで販売金額と在庫の誤差の大きさに驚きました」(担当者)という。

マイバッグ万引は全国の店舗で広がっているが、マイバッグの持ち込み禁止をしたのが北海道札幌市のスーパー「マンボウ」だ。

「一時期、確認しただけで毎月10件以上のマイバッグ万引があり、持ち込みを禁止しました。警備スタッフも一時雇っていましたが、監視の届かない場所で入れるので分かりづらく指摘しにくい」

マイバッグ万引はスーパーだけではない、古本屋も被害に遭っているのだ。札幌市内の古本屋のオーナーがいう。

「お客さんがマイバッグを持って店に来るとイライラします。同業者の間で『3万円から5万円の豪華な美術本が何冊も万引されている』という情報もあるのでマイバッグのお客さんからは絶対に目を離しません」

万引対策として万引Gメンを雇い、警備スタッフや防犯カメラの台数を増やす店舗もある。しかし、コストがかかるため、一般的に袋の折りたたみ、買い物カゴと精算後のカゴの色分け、精算後のマイバッグ使用といった指導をするが被害は増えるばかりだ。流通アナリストの鈴木孝之プリモリサーチジャパン代表が指摘する。

「レジ袋有料化の当初から予想されたことでした。景気の悪化で一気にこの種の万引は増えるでしょうが、特に生活不安の高齢者による被害が増えることが懸念されます」

被害を受けているのは店側だが、最終的に商品への価格転嫁を負わされるのは消費者なのだ。(ジャーナリスト・木野活明)

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