【日本シリーズ】

 11月24日(火)
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巨人痛感ソフトとの差…“ヤケっぱち”補強で虎ボーアに照準

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意気消沈ムードの巨人ベンチ(C)共同通信社
意気消沈ムードの巨人ベンチ(C)共同通信社

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ソフトBの「データ戦略」は鬼に金棒

「全てにおいて、ソフトバンク巨人を圧倒しています」

ホークスOBの評論家・山内孝徳氏がこう言う。

21日に開幕した巨人とソフトバンクによる日本シリーズ。巨人主催の京セラドーム大阪で行われた1、2戦目は、ソフトバンクが投打に圧倒して2連勝。巨人は昨年のシリーズで同じソフトバンク相手に4連敗しているが、今年も苦戦するのは濃厚だろう。冒頭の山内氏が続ける。

「攻守にわたって巨人が不利になる指名打者制が全試合で導入されたのはもちろん、昨年も今年も、投打の『パワーの差』がクローズアップされている。ソフトバンクの投手は球速、球威があり、打者もスイングや打球速度が速い。巨人と比べても『質』が高い選手が揃っています。かつてのV9時代の巨人のようなものです。1、2戦目に先発した千賀、石川は育成出身。巨人も多くの育成選手を抱えていますが、ソフトバンクの場合はイチかバチかでも活躍する可能性がある選手を、データを駆使して調査し、ピックアップしている。他球団が指名を迷うような選手も、能力を信じて取りに行く。だから成功する確率が高い。こうしたデータ戦略は試合においても生かされている。1戦目に栗原が菅野の高めのスライダーを本塁打した。菅野のスライダーはこのコースに来ると、読み切ったうえでのスイングだったと思う。質の高い選手が高度なデータを駆使すれば、まさに鬼に金棒。ソフトバンクに負ける要素は見当たりません」

 山内氏が「鬼に金棒」と言うソフトバンクのデータ戦略は、12球団屈指ともっぱらだ。今や広島を除く11球団が導入するトラックマン(弾道や投球の測定機器)は序の口。資金を惜しみなく投入し、AI技術を活用した「ファストモーション」を導入するなど、大リーグと同程度のデータを活用できるという。某パ球団の関係者は、「巨人も最近、データ戦略を重視していますが、ソフトバンクに一日の長がある」と、こう続ける。

「外部から優秀なアナリストをヘッドハンティングし、人数も12球団屈指です。以前からデータ分析に力を入れている分、データの蓄積が豊富で、他球団では検索できないようなデータがPC、携帯用アプリに詰め込まれている。例えば巨人の坂本の対策を練る際に、自分以外の他の投手の投球映像を探して見ることができる。投手が打者攻略の糸口を探る際、他の投手の攻め方が参考になるケースは少なくない。映像データにも優れ、投手のクセなどを徹底解析、周東が50盗塁して盗塁王を獲得できたのは、こうした分析力があったからこそでしょう」

巨人はただでさえ戦力が劣るうえに、データ戦略においても先を越されている。全く歯が立たないのも当然か。

パワー系選手が不可欠 虎の助っ人に触手

巨人OBは、「巨人がソフトバンクに勝つためには、育成、ドラフト戦略の強化が不可欠ですが、目先のことで言えば、ソフトバンクの選手に力負けしない選手を揃えることも大事。コロナ禍で球団の収入が減り、湯水のようにカネを使えないものの、今オフは、いわゆるパワー系の選手の補強が加速するかもしれない」と、こう続ける。

「その候補の一人が阪神を自由契約になったボーア(32)です。プロ野球は来季もコロナ特例により、一軍の外国人登録枠は5人のままで継続する方向。ボーアは来日1年目の今季、浜風によって左打者に不利といわれる甲子園を本拠地にしながら、17本塁打をマークした。真面目な性格で、日本野球に馴染もうと努力し続けた。来季も日本でのプレーを希望しており、来季は今季以上の成績を残す可能性もある。巨人は阪神にいた選手を取るケースはほとんどないが、球場が狭く、天候に左右されない東京ドームが本拠地であれば一層、期待できるのではないか」

かねて巨人は、昨季まで2年連続でセの本塁打王を獲得したDeNAのソト(31)や、西武の守護神である増田達至(32)の獲得調査を行っていると言われている。

「ソトはメジャーの複数球団も関心を示しており、国内外での争奪戦は必至。今季年俸1.85億円からの大幅増は避けられません。しかし、強打者の必要性が再認識されたことで、獲得に本腰を入れる可能性がある。ソト本人も、巨人に関心を持っていると聞いています。今季、国内FA権を取得した西武の増田は、最速156キロのストレートが武器のパワー投手。巨人は今オフ、エースの菅野がメジャー挑戦することが濃厚ですが、その代役として獲得を目指した中日の大野雄がFA権を行使せず、残留した。先発投手では、ヤクルト小川泰弘(30)がFA権を行使するかもしれませんが、巨人は抑え投手も欲しい。西武は4年12億円の好条件を準備するなど引き留めに必死ではあるものの、巨人も大魚を逃すわけにはいかないでしょう」(前出のOB)
セは2013年以降、日本シリーズでの優勝がない。巨人は2年連続の惨敗となれば、このオフはなりふり構わぬ補強に打って出るのではないか。

本日の逸品

さば寿司 

SANY0456

脂ののったサバがはいりましたので、ひさしぶりのつくりました。