【サプライズ人事】

1月12日(火)

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菅野も残留でどうなるのか?

桑田真澄氏が巨人コーチに 原監督との恩讐越え入閣の仰天

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巨人春季キャンプで金田正一氏(故人)を間に挟んで話をする原監督と桑田氏(右)/(C)日刊ゲンダイ
巨人春季キャンプで金田正一氏(故人)を間に挟んで話をする原監督と桑田氏(右)

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巨人のサプライズ人事には、「まさかだね」と多くのOBも仰天している。

近日中にも正式発表される、桑田真澄氏(52)の入閣。ポストは最終調整中だが、今季から投手部門のコーチとして選手の指導にあたる。08年の現役引退後、15年ぶりの巨人復帰。就任の時期も時期なら、プロ野球でコーチを務めるのも初という異例の人事だが、OBなど巨人関係者がなにより驚いたのは、原辰徳監督(62)とは微妙な関係にあったからだ。

■首脳陣に一切相談せず“退団表明”

桑田氏は2006年に巨人を退団する際、二軍戦の登板を前に球団の公式ホームページ上にあった自らのコラムで「お別れ」と題した記事をアップ。「ジャイアンツのユニホームでマウンドに立つのは、おそらく最後になるだろう」と記し、退団を示唆した。

桑田氏はこの年、4月に600日ぶりとなる白星を挙げたものの、その後は故障もあって二軍での調整が続いた。そんな背景があっての“退団表明”。首脳陣にも球団にも一切の相談をしなかったため、原監督が「信じられない。順番が違う」と不快感を露にしたのも当然だった。

しかも、二軍での最後の登板後には、報道陣に「3カ月も4カ月も(二軍で)スタンバイしていたが、(一軍から)声がかからない。戦力に入っていない、と判断した。必要とされるところで頑張るのがベスト。ボクはまだまだ元気です」と監督批判とも受け取れる発言をしながら他球団へのアピールを行なったことで、両者に根深い確執が生じたともっぱらだった。

巨人のエースとしてチームの屋台骨を支えていた全盛期には、FAによる大リーグ挑戦を口にして、当時の渡辺恒雄オーナー(現・読売新聞グループ本社代表取締役主筆)の逆鱗に触れたこともあった。

通算173勝を挙げた元大エースながら、引退後に一度も指導者として巨人から声がかからなかったのは、原監督、球団、本社との微妙な関係があるからだとされてきたのだ。

しかし巨人は昨年の日本シリーズで、ソフトバンクに2年連続の4連敗という屈辱を味わった。悲願の日本一奪回には、根本からチームを改革する必要があるというのが原監督と球団の共通認識だ。恩讐を越え、球界屈指の理論派とされる桑田氏がチーム再建の一翼を担うことになった。