【大関は持ち回り?】
1月25日(月)
皆さんこんにちは
ようやく雨が上がりました
今日の記事
どんぐりの背比べ
「大関」と言う地位が軽く感じる
持ち回りの「当番制」みたいな地位になってきたように感じる
今場所は大栄翔が優勝したが来場所はどうか。
鶴竜は来場所で引退、白鵬も今年中には引退するだろう
朝の山に期待したけど・・
照ノ富士が来場所二桁勝って大関昇進を決め一気に横綱になるような気がする
大栄翔が初優勝 平幕V続出「戦国時代」の裏の“角界の凋落”
令和3年も平幕力士のVで幕を開けた。
24日に千秋楽を迎えた大相撲1月場所。2敗で単独トップに立っていた前頭筆頭・大栄翔(27)が隠岐の海を突き出し、自身初の賜杯を手にした。埼玉県出身としても、追手風部屋所属力士としても初めての優勝。インタビューでは、「(賜杯が)あんなに重いもんだとは思ってなかったので……びっくりしたけど、うれしいです、はい」と素朴な反応で観客を笑わせ、「自分の相撲を取り切るしかないと思い、迷いなくいけました」と語った。
初日から役力士7人全員を撃破するなど8連勝。力強い突き押しで圧倒し、殊勲賞、技能賞を手にした。
スポーツマスコミは、「今の土俵は誰が勝つかわからない『戦国時代』」などと書く。実際、2018年1月場所から、計8人もの初優勝力士が誕生。平幕優勝も栃ノ心(18年1月)、朝乃山(19年5月)、徳勝龍(20年1月)、照ノ富士(20年7月)と計5人もいる。このうち、徳勝龍と照ノ富士は幕尻だ。
相撲評論家の中澤潔氏は「テンポよく攻める大栄翔の相撲は素晴らしかったが」と、こう続ける。
「またも平幕優勝ということは、番付上位に見るべき相撲がないということです。つまり、番付不在と言ってもいい。形だけ横綱や大関の地位はあっても、幕内はほとんど実力差がないに等しい。2回物言いがついた11日目の正代―隠岐の海戦ですが、私が見る限り、2回とも正代の負けです。あれは審判が両者の体勢などを考慮せず、『どっちの足が先に出たか』しか見ていないから、勝ちを拾えただけ。大関としての自覚があるならば、物言いのつく相撲ばかり取ってはいけません」
平幕にポンポン優勝を許している現在の大相撲において、横綱や大関といった地位は飾りでしかない。いまや幕内においては上位も下位もなく、番付の形骸化は深刻だ。
前出の中澤氏が言う。
「正しい稽古をしていないのでしょう。基本に忠実に、ケガをしないことを念頭において体を鍛え、稽古に邁進するのが力士本来の姿です。しかし、現状は目先の勝った負けたばかりを追いかけている力士がほとんど。だからこそ、力が安定しないのです」
朝乃山は「稽古していないのと同じ」
古株の角界OBは、「全体的な稽古不足」と前置きし、学生相撲出身の力士が増えたことを指摘する。
「学生相撲はトーナメント形式。つまり、一発勝負で、大相撲の本場所とは調整法が異なる。学生相撲のそれは、いわば『試験前の一夜漬け』。トーナメントは大体1日で終わり、その日のみ全力を出せればいい。大相撲の本場所は15日間もある。約半月、神経を研ぎ澄ませ、強さを維持しなくてはいけない。本場所直前の追い込みも大事だが、何より継続した稽古で強い体をつくらないと簡単にケガをしてしまう。学生時代の調整法に慣れきっている力士では、日々の稽古量もたかが知れていますよ」
力士の大型化も無視できない。もっか幕内の平均体重は156キロ。160キロ台だった一時期に比べればまだマシだが、それでも巨漢のハワイ勢が出てきた前と後では、明らかに増加の一途をたどっている。稽古量不足の上に太ってばかりでは簡単にケガをしてしまう。もはや協会が掲げている「土俵の充実」とは真逆。左足首を負傷し、途中休場した大関貴景勝などは、175センチの上背に対し、183キロ。明らかに重量過多だ。