【同性間セクハラ】

1月26日(火)

皆さんこんにちは

今日の記事

この事を思い出した

立行司 式守伊之助が

2017年末の冬巡業中に泡盛を飲んで泥酔した後、ホテルの部屋まで送ってくれた「10代の行司」にキスして胸を触るという “セクハラ”が、初場所直前に発覚。「泥酔していたので覚えていない」「自分は男色の趣味はなく、なぜこのような行為をしたのか分からない」といった釈明も話題となり、3場所の出場停止処分となった。

これは酔っぱらっての冗談でした事なんでわかる気がするが

おんながおんな陰部を2時間もなめまわすなど・・そっちのけがあったとしか思いようにないな

ラブリは書類送検に…増加する「同性間セクハラ」の境界線

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写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ
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 モデルのラブリ(31)から性被害に遭った女性(20代)の告発が話題になっている。ラブリは昨年3月に「わいせつ罪」として書類送検されていた。「同性間の性被害」報道は驚いたが、程度の差はあれ、職場でも同性間のセクハラに悩む人は少なくない――。

◇  ◇  ◇

被害者は、2019年5月、仕事関係者グループと出掛けていた旅行先のホテルの一室で、ラブリに約2時間にわたって陰部をなめられたと訴えている。女性にとってラブリはプロジェクトに関わる“取引先”だったため、強く断れなかったという。その後「重度のPTSD」と診断され、警察に告訴状を提出した。

ラブリは19年に結婚し、昨年5月には長女を出産しているため、被害女性に恋愛感情を抱いていたわけでもない。典型的な上下関係を利用した行為だが、近年は、職場のセクハラ被害も異性間にとどまらない。

厚労省は、2014年7月1日施行の「改正男女雇用機会均等法」に「全国の労働局に寄せられる相談で、同性間のセクハラ被害を訴えるケースが増えている」として、同性間のセクハラ被害を指針に盛り込んだ。男性上司と部下のセクハラ被害も増えているという。どんなケースが当たるのだろうか。

■男性の肩を触ってもセクハラになる

厚労省の指針によればこんなケースがセクハラの対象となっている。〈上司との性的な話題に付き合う男性社員が、上司に好かれて厚遇されることがある〉〈飲み会などで性的初体験などを聞いて場を盛り上げようとする〉〈接待などとして、性的サービスを取り入れることを要求される〉――。

「男が男に『太っていることをいじる』といった容姿についての言動もセクハラに該当する可能性があります。性的な冗談(下ネタ)を強要するのも同様です」(北千住法律事務所の金湖恒一郎弁護士)

たとえば、飲み会終わりに上司に誘われて風俗店に同行させられたり、飲み会を盛り上げるために余興としての服を脱がせたりするのもアウト。

昔は当たり前だった、上司が部下の肩に「よくやった」と言って触ったり手を置いたりする行為も「現在は必要なく体に接触するものとしてセクハラとなり得ます」(金湖恒一郎弁護士)という。

「ヤフー知恵袋」などに「同性 セクハラ」で検索すると多くの相談が出てくる。

〈最初はケツタッチ程でノリ程度で仕方ないなくらいで流していたのですが、徐々にエスカレートしまして最終的には尻の割れ目を揉む、〇〇ちゃ~んと言いながら後ろから抱き着いてきて胸を揉まれる、股間を揉まれる〉といった具合だ。ひと昔前なら、ムードメーカーの社員がスキンシップでやっているのを見かけたものだが……。

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ
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女が女に「赤ちゃんいつ?」もアウト

 女性上司が女性の部下を毎日ランチに誘ったり、スキンシップで腕を組んだりするのも、本人が不快に感じていたら該当する。だが、女性同士に多いのは「環境型セクハラ」だという。「赤ちゃんはいつ?」「今の彼氏と結婚はしないの?」と家族計画を聞くのはNG。

職場の仲間うちで「あの子は男を取っ換え引っ換えしている」と噂を流したり、年上の社員を「お局」と揶揄するのも、本人が聞いて不快に感じればセクハラに当たるという。

「同性間でもセクハラが成立するということは、以前と比べて認知されてきていると思われます。
法的には異性間セクハラと同性間セクハラという区別はありません。また、セクハラ行為の内容が強制性交等罪など刑罰法規に抵触する場合は罰則は同じで、少なくとも法律上は認定のハードルに差異はありません」(金湖恒一郎弁護士)

これほど男が男、女が女へのセクハラが増えているのに、現実には同性間のセクハラは認定が難しい。郵便局の男性社員が男性上司から温泉や職場でセクハラを受けたと訴えた事案で、2018年3月の横浜地裁の裁判官は「セクハラには当たらない」と訴えを棄却している。被害男性は、上司と2人で日帰りで出掛けた温泉で下半身を触られたり、抱きつかれ、適応障害を発症。療養補償給付などを申請したが、労働基準監督署が支給しない処分を下したことに対し、その取り消しを求めた訴訟を起こしていた。また、日頃、職場でこの上司が男性社員に「がんばれよ」などと尻を叩いたことについても「客観的には直ちにセクハラとは言えない」と指摘した。

「同性間の痴漢行為など周囲に目撃者がいたり、ラブリさんの事例のような『わいせつ罪』に問われる極端な行為は、唾液などのDNAといった証拠が出てくるので罪に問いやすい。しかし、職場の上司や同僚に同性間のセクハラ行為は証明が難しいのが現状です。スポーツの大会などを見ていると分かりやすいですが、野球部のコーチが選手を鼓舞するためにお尻を叩いたり、柔道の監督が選手の肩を揉んだりする光景を見ますよね。日本社会で長らく『がんばれ』というシーンで使われてきたスキンシップなので、実際の裁判でも加害者側は『激励です』『鼓舞したんだ』と主張したり、異性愛者だからセクシャルな意図はないと訴えています。その場合、改正法上ではセクハラでも、裁判の現場では判別がつきにくいことがあります」(山口宏弁護士)

■同性に性的嫌がらせは「パワハラ罪」で対抗

「適応障害」や「PTSD」を抱えた側はたまったもんじゃないだろう。だが、泣き寝入りしかないかといえばそうでもない。行き過ぎたセクハラ行為は「パワハラ」として訴えることが有効だという。

「触れられたり、性的に不快に思う言葉を浴びせられたら、『やめてください』と主張し、録音やメモを取っておきます。それでもしつこく触ったりしてきたら、上司の立場を利用して“嫌がらせ”を続けているとして、パワハラ事案として訴えると認められる可能性は高まります」(山口宏弁護士)
「同性間だから怒らないだろう」というのは幻想だ。他者とのコミュニケーションには気を配らなければならない。