【五郎さん逝く】

4月3日(土)
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独特な俳優さんだった
「北の国から」の五郎さん役ははまり役だった
 田中邦衛さん逝く…「北の国から」共演女優が語る五郎さん
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「北の国から」初回放送の1カ月ほど前に田中さんと児島さんで撮影したツーショット(提供写真)
「北の国から」初回放送の1カ月ほど前に田中さんと児島さんで撮影したツーショット(提供写真)

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 任侠映画「仁義なき戦い」シリーズ、テレビドラマ「北の国から」などで活躍した俳優の田中邦衛さんが3月24日、老衰のため死去した。88歳。岐阜県出身。最期は家族に看取られながら息を引き取ったという。

田中さんが最後に公の場に姿を見せたのは2012年。旧友だった地井武男さん(享年70)のお別れ会に出席した時だ。その後、2014年には高倉健さん(享年83)と菅原文太さん(享年81)など、親しかった同世代の役者が次々と逝ってしまい、心を痛めていたという。最近は加齢による歩行困難で施設で闘病しているという報道もあった。

それにしても、田中さんといえば、82年3月26日まで放送されたフジテレビ系の連続ドラマ「北の国から」(脚本・倉本聰)のエピソードは欠かせない。田中さんが演じる黒板五郎が、純(吉岡秀隆)と蛍(中島朋子)と北海道・富良野の厳しい大自然の中で家族3人が懸命に生きる姿は多くの視聴者の心を打った。

とにかく子煩悩でクソまじめな五郎さんだったが、「北の国から」の設定では当時の五郎さんはまだ40代半ば。男を捨て切るにはまだ早い年齢で、スナック駒草のホステス・こごみに惚れてしまう場面があった。富良野市民もロケに大勢参加した川下りのシーンを覚えている人も多いはずだ。そのここみ役を熱演した女優の児島美ゆきさん(69)が涙声で田中さんとの思い出を語ってくれた。

「このたびは突然の悲報に接し、心からお悔やみ申し上げます。今回は敢えて“クニさん”と呼ばせていただきます。クニさんは本当に“いい人”でした。優しくて、カッコつけず、威張らない。スタッフさん、エキストラ、地元の人たちにも分け隔てなく自然体で優しく接するので、みんなからクニさんと呼ばれて慕われていたんです。倉本先生や番組プロデューサーと同じ態度で私にも接してくれました。驚いたのは、『撮影に必要だから』とスタッフの雪かきまで手伝っていたこと。『北の国から』の五郎ちゃんそのまままみたいな方でした。ホステス・こごみ役を演じさせていただいたことは、私にとっては今も大切な思い出であり貴重な財産です」

「北の国から」は2002年の「遺言」を最後に続編は作られていない。しかし、田中さんの背中から多くの共演者やスタッフがたくさんのことを学んだのは間違いない。
本日の逸品
岡山・日生の牡蠣
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身の縮みの無い牡蠣です!