【45股の男逮捕】

4月25日(日)

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今日の記事

詐欺師の常套句

ベラベラ喋る男にろくな奴はいない

“45股男”追い詰めた被害女性たちの執念と結束

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女性の敵(被害者提供)
女性の敵(被害者提供)

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 結婚を望む45人の女性をダマし、デート商法を繰り返していた宮川隆史容疑者(39)。ダマされていることに気づいた被害女性たちは、SNSで情報を交換しながら結束を強め、今年2月、宮川容疑者を告訴し、20日、詐欺容疑で逮捕された。被害女性たちの執念が、宮川容疑者を追い詰めた。40代の被害女性Aさんの告発第2弾――。

45股発覚のきっかけは昨年10月21日、宮川容疑者と別れたAさんが待ち合わせ場所に戻ると、宮川容疑者が別の女性と会っていた。数時間後、その場に戻ってきた女性に事情を聴き、お互い2股をかけられていることがわかった。

「結婚詐欺師など要注意人物を書き込むサイトがあり、宮川の特徴と酷似した内容が投稿されていました。当初は4股、5股ぐらいと思っていたので、女たちで囲んで懲らしめてやろうというノリで投稿者に声を掛け、最初はサイト上で4人で集まりました」

すると皆、「私もそういう被害に遭いました」と訴え、全員、宮川容疑者にダマされていたことが判明したという。

「その後、オープンチャットを立ち上げ、25人ほどが集まりました。話を聞いているうちに『全員、同じ手口やな』と盛り上がりました。次第に女同士の結束力が強まり、勇気をもらいました。同じつらさが分かる人たちが集まるのって凄いなって。救いになりました」

45人の女性たちが宮川容疑者と会うのは、それぞれ月に1度か2度。一緒にいるのは2、3時間だった。経営コンサルタントという肩書も嘘で、実際はアルバイトでオペレーターをしていた。

「『経営コンサルタントなので、中小企業診断士、宅建、ファイナンシャルプランナーの資格を持っている』と自慢し、最後に『ゾウの調教師も持っているんやけど』と、鉄板話をしていた。『話が慣れているね』と伝えると、『人前で話をする仕事だからかな』ともっともそうでしたが、皆に同じ話をしていたのです」

■身の上話で母性本能をくすぐる

6歳で母親をがんで亡くした話をし、女性たちの母性本能をくすぐるのも宮川容疑者の常套手段だった。

「『身の回りのことは1人でやってきた。高校と大学も、自分で学費を稼いで卒業した』と苦学生アピールをしていた。それも本当かどうか分かりません」

それでも女性たちは宮川容疑者のコンプレックスを知りながら、真剣に向き合っていた。

「寝る時は必ずナイトキャップをかぶるか、タオルを頭に巻き、朝まで絶対に取りませんでした。たとえカツラであっても私を好きでいてくれたら、それで良かった。そんなコンプレックスは誰にでもありますから。皆、優しくて純粋で、そんな人ばかりダマされたのです」

宮川容疑者は、美容に興味があるか、お金を出しそうか、女性を品定めしてからデート商法を持ち掛けていた。

「『母親を早くに亡くしているので、好きな人には絶対、そうなって欲しくない。一生、きれいで健康でいて欲しい』と言葉巧みに水素水整水器の契約を迫ってきました。『今は別々で使うけど、結婚したらオレの1台でいいんやから』と結婚話と結びつけるのです」

宮川容疑者がターゲットを見つけるのは、もっぱらマッチングアプリや婚活パーティーだった。

「中には30代後半とか40代とか、子どもをつくるにはギリギリの年齢の女性もいます。タイムリミットがあるのに、何年間もダマされていた人もいます。今後、新しい人が見つかって子どもを望んだ時にできるかどうか、微妙な年齢です。最長4年間ダマされた人は、それだけあれば普通に出会って、結婚して子どももできていたかもしれない。そんな大切な時間を何でこんなヤツに奪われないといけないのか。それが本当に悔しくて、腹立たしくて仕方ありません」