【適応障害】

6月1日(火)

皆さんこんにちは

今日も30℃真夏日

今日の記事

知り合いの女性も「パニック障害」で悩んでいる

昔からあったんだろうがきちんと認定されていなかった

昔は「気持ちの問題」と流されていた

大坂なおみちゃんも「鬱病」と発表されたが

エスカレートすればそうなるかも知れない・・

「現代病」とどう向き合うか大変な時代だ

深田恭子や雅子さま同様「適応障害」で悩む妻 要因と傾向

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“深キョン症候群”に悩む女性は多い(C)日刊ゲンダイ
“深キョン症候群”に悩む女性は多い(C)日刊ゲンダイ

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 ゆっくり休んでね。元気でかわいい姿が見られる日を待ってるよ……。女優・深田恭子(38)の適応障害報道を受け、男性ファンが次から次へとエールを送っている。ファン層が幅広い深キョンならではの騒ぎっぷりだが、この病気に悩む女性がすぐ近くにいるかもしれない。

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適応障害がいま以上に注目されたのは、2004年。当時の皇太子妃雅子さまが、適応障害の診断を受けたときだ。

その3年前に愛子さまを出産。「さあ次は男の子を」と世継ぎとなるロイヤルベビーを求める声が宮家はもちろん日本中で高まっていた。

想像を絶するプレッシャーのせいか、03年12月には体調を崩され、帯状疱疹を発症。公務を休むことになった。翌04年の5月、皇太子が欧州3カ国を訪問する直前の会見では、「雅子のキャリアやそのことに基づいた雅子の人格を否定するような動きがあったことも事実です」と雅子さまのストレスを裏づける発言が飛び出したのだ。その2カ月後の7月30日、適応障害が発表された。

■抑うつ、イライラのほか、頭痛やめまいも

ロイヤルプリンセスとトップ女優を苦しめる適応障害。こうしてみると、周囲の目にさらされたトップエリートに限られた病気と誤解するかもしれないが、そんなことはない。マオメディカルクリニック院長の植月俊介氏(精神科)が言う。

「適応障害は、職場や家庭、学校などで特定の状況のストレスがその人に耐えがたく感じたとき、気分の落ち込みや意欲の低下、不安、緊張などを起こす病気です。ストレスの感じ方には個人差があるので、雅子さまや深田恭子さんだけでなく、だれにでも起こりえます」

この病気の有病率は人口の2~8%で、男女比は1:2で女性がかかりやすい。抑うつのほか、不安で焦るあまりイライラしたり、人によっては起床困難、頭痛、腹痛、めまいなど身体症状が表れることもある。

抑うつの人やイライラした人には、ありふれた症状だろう。そう、「ウチの妻は、しょっちゅう黙りこくったり、イライラしたりで……」といったケースには、性格だけでなく、適応障害が隠れている可能性もゼロではないのだ。

男女問題研究家の山崎世美子氏は、「私のところに離婚相談に来られた妻のストレスの原因が、夫にあることは珍しくありません。相談と並行して心療内科などを受診して、適応障害と診断されることもしばしばです」と言う。

仕事を終えて帰宅し、「ただいま」とリビングに入ると、それまで子供と和やかにしていた妻が一転、ムードが冷たくなるのは妻と子供の会話が途切れたのが原因ではない。夫の帰宅、そして夫の存在が、妻にはストレスになることもあるというのだ。

■世間体を気にする、いい人ほどなりやすい

「そんなバカな」と強がる人は、胸に手を当てて考えてみよう。妻と出会ったころから、そんなにヒステリーだったか。夫婦で過ごす土日と妻ひとりでいる平日の状態の違いはどうか。妻が投稿するプライベートのSNSの内容は普通に楽しそうで……。思い当たるフシがある人は、夫が原因で妻が適応障害かもしれない。でも、なぜ、そうなってしまうのか。

「だれしも生活習慣の違いはありますから、嫌なことがあれば、ぶつかったり、歩み寄ったりしながら、すり合わせることが欠かせません。ところが、適応障害になるようなタイプの女性は、相手の嫌なところに文句を言いたくても、3回はのみ込んでしまいます。あまり弱音を吐かない人だと、10回はガマンします。で、やっと吐けた文句も、概して優しい口調になりがちで、夫は妻が嫌がっていることの受け止めが弱い。夫は生活習慣を改めることがなく、妻は嫌なことをされ続けるのでストレスの状況が続きます。それが長い間、積もり積もって、あるとき限界を超えるのです」

そう言う山崎氏によると、ガマン強い、弱音を吐かないほか、気持ちを表に出すのが苦手、世間体を気にする、いい妻への意識が強い、といったタイプの妻が要注意だという。

43歳のある女性は、テーブルの上に物を残しておくのが嫌で、7年前に夫と結婚したとき、書類や食器などはすぐ片づけるよう約束した。しかし、夫は守らず、食器を流しに持っていかない。コロナ禍のテレワークで、書類はテーブルやソファに散らかし放題。文句はありながらも、グッとこらえて自分で片づけてきた。あるとき、ベランダに出ると、大して使いもしないぶら下がり健康器が放置されているのを見て、頭痛がしたという。

「こうなることを見越して『買うのはやめて』と言ったのに。『テレビのうたい文句ほど肩凝りも腰痛も良くならないからもういらない』って何をいまさらです。さらに、私に隠れてこっそりベランダに放置したのが、また憎たらしい。もう旦那のすべてが嫌で、テレワークで一緒にいると何もかもやる気がなくなります」

なるほど、この女性のような言い分は、よく耳にする。うつ状態だったり、イライラしたりする妻のストレス源が夫だから、外出などでストレス源から離れると、調子が良くなる。サラリーマンの場合、適応障害によるうつ状態で休職していた社員が外で元気な姿を見られて、「本当にうつなのか」と疑われるのは、このためだ。

この病気に対する理解が薄かった17年前、雅子さまにでさえ「なぜ公務ができないのに、愛子さまと遊ぶことができるのか」といった心ないバッシングにさらされた。それゆえ「治療は、休養に加えて、環境の調整が最も大切です」(植月氏)という。